NATURE IN THE GLASS 「憩いのスイレン」
[ 憩いのスイレン ]
流木をシンプルに組み、葉を横に広げるスイレンやクリプトコリネ、無造作に伸びるクリナムなどが自由に生長できるエリアをなるべく広く設けた。背景のテープ状水草は、葉形の異なる複数種を混ぜて植栽し、単調さの回避と自然感表現とした。また有茎草を用いないことで見頃を長期的に維持しやすくなる一方で有茎草が持つ華やかさがないため、ホワイトフィンロージィなどの魚の選択でポップな印象を加えた。そして制作から1年を超えるようになると、予想を超えた水草の生長と生命力、安らぎを感じられる水景となった。
流木をシンプルに組み、葉を横に広げるスイレンやクリプトコリネ、無造作に伸びるクリナムなどが自由に生長できるエリアをなるべく広く設けた。背景のテープ状水草は、葉形の異なる複数種を混ぜて植栽し、単調さの回避と自然感表現とした。また有茎草を用いないことで見頃を長期的に維持しやすくなる一方で有茎草が持つ華やかさがないため、ホワイトフィンロージィなどの魚の選択でポップな印象を加えた。そして制作から1年を超えるようになると、予想を超えた水草の生長と生命力、安らぎを感じられる水景となった。
DATA
撮影日 : 2021年6月10日(ADA)
制作 : 荒木 大智(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W150×60×H60(cm)
照明 : ソーラーRGB×3(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルターES-2400(バイオリオ)
素材 : ブランチウッド、山水石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル50Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水 : 1週間に1度 1/3
水質 : 水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
植物 :
ハイグロフィラ・ピンナティフィダUK
ニムファsp.イキトス
ニムファ・ミクランサ
クリプトコリネ・ウエンティ・‘トロピカ’(BIO)※
クリプトコリネ・ウエンティ・‘ブラウン’(BIO)※
クリプトコリネ・アクセルロディ(BIO)※
クリプトコリネ・バランサエ
クリナム・アクアティカ ナローリーフ
エキノドルス・アングスチフォリウス
エキノドルス・テネルス(BIO)※
バリスネリア・スピラリス
バリスネリア・ナナ
グロッソスティグマ(BIO)※
ウィローモス(モスバッグ)※
魚種 :
パールグラミー
ホワイトフィンロージィ
レッドフィンブルーベリーインパイクティステトラ
サイアミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
撮影日 : 2021年6月10日(ADA)
制作 : 荒木 大智(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W150×60×H60(cm)
照明 : ソーラーRGB×3(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルターES-2400(バイオリオ)
素材 : ブランチウッド、山水石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル50Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水 : 1週間に1度 1/3
水質 : 水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
植物 :
ハイグロフィラ・ピンナティフィダUK
ニムファsp.イキトス
ニムファ・ミクランサ
クリプトコリネ・ウエンティ・‘トロピカ’(BIO)※
クリプトコリネ・ウエンティ・‘ブラウン’(BIO)※
クリプトコリネ・アクセルロディ(BIO)※
クリプトコリネ・バランサエ
クリナム・アクアティカ ナローリーフ
エキノドルス・アングスチフォリウス
エキノドルス・テネルス(BIO)※
バリスネリア・スピラリス
バリスネリア・ナナ
グロッソスティグマ(BIO)※
ウィローモス(モスバッグ)※
魚種 :
パールグラミー
ホワイトフィンロージィ
レッドフィンブルーベリーインパイクティステトラ
サイアミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
[植栽]色調演出で軽快な表現
活着性水草の中でも色の濃いシダ類ではなくピンナティフィダを選択することで、中景や背景と同系色になること避けるようにした。特にクリプトコリネがもつ褐色の色合いとの対比で、景観が落ち着きすぎた様相を避ける狙いがあった。活着の立ち上がりも早く、量やバランスを調整しやすいため見頃を保ちやすい水草と言える。
活着性水草の中でも色の濃いシダ類ではなくピンナティフィダを選択することで、中景や背景と同系色になること避けるようにした。特にクリプトコリネがもつ褐色の色合いとの対比で、景観が落ち着きすぎた様相を避ける狙いがあった。活着の立ち上がりも早く、量やバランスを調整しやすいため見頃を保ちやすい水草と言える。
[素材]必要最小限の山水石でメンテナンス性を向上
水景を長期維持していく上で、複雑な配石はメンテナンスの妨げになる場合がある。シンプルさを意識した配石ではあるが、クリプトコリネやスイレンが繁茂してきても石の存在感が残るように、手前にはやや大きめの山水石を配石し景観にアクセントを加えた。
[植栽]3種類のテープ系水草を混栽
テープ系水草を背景に植栽する場合、葉の形状や色味に変化を付けることで自然的な混ざり合いを演出できる。有茎草の背景に比べて、メンテナンスの頻度が低く比較的景観を維持しやすい。中景の密度が高い分、背景を適度に透かすことで空間の抜けが生まれ、圧迫感を感じにくい水景になっている。
1クリプトコリネ・バランサエ
2エキノドルス・アングスチフォリア
3クリナム・アクアティカ ナローリーフ
[メンテナンス]間引きと追肥による管理
比較的メンテナンスにかかる手数が少ない種類を多く植栽しているため、ある程度水草の生長に任せてはいるが、殖えたランナーや、広がりすぎた葉を適度に間引き、水草の群落の印象に強弱をつけることで見応えのある景観づくりにつながる。