ADA

NATURE IN THE GLASS 「ADA Trend 2020」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
ネイチャーアクアリウム・ギャラリーに展示されている作品には、その時点でのADAの最新トレンドが反映されています。水槽の中に自然を再現するネイチャーアクアリウムの世界は、水草と石や流木などを用いて水槽の中だけでレイアウトが完結する純粋な“水景”からスタートし、ネイチャービオトープ、オープンアクアリウム、アクアテラリウム(水草ウォール)といったように、水中だけでなく水上にも展開してきました。そして今年、ガラスケースの中に熱帯のジャングルを再現するパルダリウムが本格的に始動します。これまでADAは、自然や緑が持っている「人を癒す力」を信じ、暮らしの中にそれらを取り入れるさまざまな提案を行ってきました。今後は、ADAネイチャーアクアリウムを主軸に、そこから展開したDOOAで水草も含めて新しい植物の楽しみ方を提案していきます。今回は、そんなADAの最新トレンドを紹介しましょう。

 

三角構図で表現した魚たちが集うやすらぎの空間


[ やすらぎの森 ] ジャングルの奥地にはさまざまな植物が生い茂り、数多くの動物が生息している。その風景は人の目には美しく映るが、実際には生き物たちの縄張り争いや弱肉強食の食物連鎖が繰り広げられている。それは水中でも同様だが、せめて水槽の中ぐらいは魚たちがやすらげる場所をつくりたいと思い、この水景を制作した。水景の左側には魚たちの隠れ家となる水草の茂みをつくり、右側には魚たちがゆったりと泳げるように広い遊泳空間を設けている。構想どおりのやすらぎの森ができた。

DATA


撮影日:2019年4月26日(ADA)
制作:井上 大輔(レイアウト制作・文)
水槽:キューブガーデン W120×D50×H50(cm)
照明:ソーラーRGB ×2(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルターES-1200(バイオリオL)
素材:流木、万天石
底床:アクアソイル-アマゾニア Ver.2、DOOA トロピカルリバーサンド、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2パレングラス・ビートル40Ø、ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.4 TH:20mg/L

植物:BIO ベトナム・ゴマノハグサ / ラヌンクルス・イヌンダタス / エキノドルス・ラチフォリウス / ニムファsp.ペルーマルドナード / クリプトコリネ・バランサエ / クリナム・アクアチカ・ナローリーフ / タイガーバリスネリア / ミクロソラム・トライデント / 南米モス / 佗び草マット スパイキーモス(水上部分) / 水上シダの一種(水上部分) / ナルコスゲ

魚種:パール・グラミー /ゴールデン・ラミレジー / レッドファントム・テトラ / ブラックファントム・テトラ / ケラ・ダディブルジョリィ / サイアミーズ・フライングフォックス / オトシンクルス / ヤマトヌマエビ



水草の彩りで和やかな雰囲気を演出した明るい水景


[ 彩りと和み ] この水景はセミナーで制作したため、ネイチャーアクアリウムの基本に忠実なレイアウトとなっている。水草はBIO みずくさの森、モスバッグ、佗び草マットをメインに使用しているので、構図素材の流木の形は別として、比較的再現性の高いレイアウトと言えるだろう。右側に重心を置いた三角構図のレイアウトで、有茎草の茂みを二つに分け、中央に空間の抜けをつくることで圧迫感を軽減していることがポイントである。明るくポップな彩りの水景に、魚たちが和やかに泳いでいる。

 

DATA


撮影日:2019年11月14日(ADA)
制作:内田 成(レイアウト制作・文)
水槽:キューブガーデン W60×D30×H36(cm)、メタルキャビネット ブラック
照明:アクアスカイRGB ×1(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルターES-600(バイオリオ)
素材:ホーンウッド、溶岩石
底床:アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスS、 バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2パレングラス、CO2カウンターで1秒に2滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-2によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ニュートラルK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、 グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.8 TH:50mg/L

植物:BIO シペルス・ヘルフェリー /BIO アルテルナンテラ・レインキー・ミニ /BIO ロターラ・マクランドラ・グリーン/ BIO ロターラ・マクランドラ・ミニ / BIO ロターラ・福建省 / BIO ロターラ・ワヤナード / BIO ロターラ・ナンセアン / BIO ロターラ sp. Hra / BIO ミリオフィラム・マトグロッセンセ / BIO ニューラージ・パールグラス / BIO エキノドルス・テネルス / BIO ヘアーグラス / BIO ベトナムゴマノハグサ / アヌビアス・ナナ・“プチ” / ボルビティス・ヒュデロティ / ミクロソラム・トライデント / ブセファランドラ・シンタン / ウィーローモス(モスバッグ)

魚種:ゴールデン・ハニードワーフ・グラミー / カージナル・テトラ / ブラックファントム・テトラ / レッド・テトラ / サイアミーズ・フライングフォックス / オトシンクルス / ヤマトヌマエビ
アクアスカイRGBとメタルキャビネットを組み合わせた最新の60cm水槽システム。統一感のあるスタイルになる。



山水石と山野草を用い渓流の清涼感を表現したアクアテラリウム


[ 夏の渓流 ] このアクアテラリウムは夏の展示に向けて制作したもので、今の季節には少し合わないが、水草ミストウォール 60を使用した新しい試みとして紹介したい。制作に当たり、当初、一般的な60cm水槽に水草ミストウォール 60を組み合わせ、山水石のV字の谷を霧が流れるレイアウトを構想した。しかし、山水石の大きさを考えるとW60× D30×H36(cm)水槽では狭すぎると感じたので、試作品のW60×D45×H36(cm)水槽に変更した。奥行きに余裕があるため、魚の遊泳空間も十分に確保できている。

DATA


撮影日:2019年11月1日(ADA)
制作:本間 裕介(レイアウト制作・文)
水槽:キューブガーデン W60×D45×H36(cm) ※試作 水草ミストウォール 60、水草ミストウォールスタンド 60、 ミストフロー
照明:アクアスカイRGB ×1(1日8時間30分点灯)
ろ過:水上:スーパージェットフィルターES-150 Ver.2
水中:スーパージェットフィルターES-600(バイオリオ)
素材:山水石
底床:トロピカルリバーサンド
CO2パレングラス・ラージ20Ø、 ビートルカウンターで1秒に2滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-2によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ニュートラルK、グリーンブライティ・ミネラル、
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.4 TH:20mg/L

植物:ユキノシタ / ベニシダ / ナルコスゲ / オサシダ / ミクロソリウム・トライデント / ウィローモス(モスバッグ)

魚種:オリジアス・ウォウォラエ / パンダガラ / サイアミーズ・フライングフォックス / オトシンクルス / ヤマトヌマエビ
霧の流れる水上部分には、ユキノシタをメインに渓流をイメージさせるシダやスゲなどの山野草を植栽した。

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