NATURE IN THE GLASS 「生命をつなぐ」
[ 生命をつなぐ ]
構図素材には石や流木などの天然素材を必ず使用するが、これは自然感を表現する役割としても重要である。特に流木は木肌の質感により野性味が表現でき、苔やシダなどを活着させるポイントとなる。木が朽ちてそこで新しい生命が育まれるような流木を拠り所として着生水草が生い茂り、その中を魚たちが泳ぐ様子から生命のつながりが感じられる水景を目指した。今回、メインの流木の形と時間の経過を感じられるような質感が気に入り、それがどのくらいの年月をかけて生命をつないできたのか想像しながら制作した。
構図素材には石や流木などの天然素材を必ず使用するが、これは自然感を表現する役割としても重要である。特に流木は木肌の質感により野性味が表現でき、苔やシダなどを活着させるポイントとなる。木が朽ちてそこで新しい生命が育まれるような流木を拠り所として着生水草が生い茂り、その中を魚たちが泳ぐ様子から生命のつながりが感じられる水景を目指した。今回、メインの流木の形と時間の経過を感じられるような質感が気に入り、それがどのくらいの年月をかけて生命をつないできたのか想像しながら制作した。

DATA
撮影日 : 2022年7月12日(ADA)
制作 : 本間 裕介(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W180×D60×H60(cm)
照明 : ソーラーRGB ×3(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルター ES-2400(バイオリオG)
素材 : ホーンウッド、溶岩石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、コロラドサンド、五砂利、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル50Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に6滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン
換水 : 1週間に1度 1/2
水質 : 水温25℃ pH:6.4 TH:50mg/L
植物 :
エリオカウロンsp. ‘ソーシャルフェザーダスター’(BIO)※
ボルビティス・ヒュデロッティ(ジャングルプランツ)※
ポタモゲトン・ガイー
ブリクサ・アウベルティ ‘レッド’
ブセファランドラsp. シンタン(BIO)※
ブセファランドラsp.
ウィローモス(モスバッグ)※
魚種 :
ラスボラ・ヘテロモルファ
ラスボラ・アギリス
グラスバルブ
プンティウス・ナラヤニ
サイヤミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
撮影日 : 2022年7月12日(ADA)
制作 : 本間 裕介(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W180×D60×H60(cm)
照明 : ソーラーRGB ×3(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルター ES-2400(バイオリオG)
素材 : ホーンウッド、溶岩石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、コロラドサンド、五砂利、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル50Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に6滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン
換水 : 1週間に1度 1/2
水質 : 水温25℃ pH:6.4 TH:50mg/L
植物 :
エリオカウロンsp. ‘ソーシャルフェザーダスター’(BIO)※
ボルビティス・ヒュデロッティ(ジャングルプランツ)※
ポタモゲトン・ガイー
ブリクサ・アウベルティ ‘レッド’
ブセファランドラsp. シンタン(BIO)※
ブセファランドラsp.
ウィローモス(モスバッグ)※
魚種 :
ラスボラ・ヘテロモルファ
ラスボラ・アギリス
グラスバルブ
プンティウス・ナラヤニ
サイヤミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
流木の持つ迫力を引き出すためのレイアウトとメンテナンス
中央手前の主となる流木の質感や形によって生み出されている迫力を見せることに重点をおき、この流木が引き立つように構図組みと水草の選定、植栽を行った。メンテナンスも同様に、それぞれの水草のボリュームをこまめな摘み取りや間引きで調整し、周りの流木の肌を適度に隠すことで主となる流木の迫力がより際立った。構図素材と水草のバランスを見極め、流木を中心とした生命のつながりの世界を表現した。
中央手前の主となる流木の質感や形によって生み出されている迫力を見せることに重点をおき、この流木が引き立つように構図組みと水草の選定、植栽を行った。メンテナンスも同様に、それぞれの水草のボリュームをこまめな摘み取りや間引きで調整し、周りの流木の肌を適度に隠すことで主となる流木の迫力がより際立った。構図素材と水草のバランスを見極め、流木を中心とした生命のつながりの世界を表現した。

構図
メインの流木を強調する構成
中央の流木は中心に向かって大きく競り出すように配置。他の流木は寝かせて配置することによって、中央の流木が際立ち、迫力ある印象となった。
メインの流木を強調する構成
中央の流木は中心に向かって大きく競り出すように配置。他の流木は寝かせて配置することによって、中央の流木が際立ち、迫力ある印象となった。


化粧砂への変更による底床際の表現
制作当初は前景にヘアーグラスを植栽していたが、化粧砂としてコロラドサンドに敷き替えたことで底床際の流木がはっきりと見えるようになり、より流木の存在感が増した。
制作当初は前景にヘアーグラスを植栽していたが、化粧砂としてコロラドサンドに敷き替えたことで底床際の流木がはっきりと見えるようになり、より流木の存在感が増した。

植栽
植栽で変わる流木の印象
ブリクサ・アウベルティ ‘レッド’が周辺の流木のシルエットを際立たせ、さらに明るい緑で透明感のあるポタモゲトン・ガイーを中央に向かって低くなびかせることで奥行きのある印象を狙った。
水景の中央に配したエリオカウロンsp. が縦に細長く伸びることにより、メインの流木に交差するよう配置した背面側の流木の印象を和らげ、メインとなる流木の力強さをより明確にできた。
植栽で変わる流木の印象
ブリクサ・アウベルティ ‘レッド’が周辺の流木のシルエットを際立たせ、さらに明るい緑で透明感のあるポタモゲトン・ガイーを中央に向かって低くなびかせることで奥行きのある印象を狙った。
水景の中央に配したエリオカウロンsp. が縦に細長く伸びることにより、メインの流木に交差するよう配置した背面側の流木の印象を和らげ、メインとなる流木の力強さをより明確にできた。

メンテナンス
水流のイメージを育生管理で表現
早い水流をイメージした部分は、流木に活着させたモスをこまめに間引き流木の肌を常に露出するように維持し、強い流れを表現した。
エリオカウロンsp. は株が大きくなると外側の葉が固くなり、葉がまとまって水流になびく様子を表現することが難しくなる。外側の葉をカットすることで新芽を中心とした柔らかい葉を残し、より流れの速い水中感の演出とした。
水流のイメージを育生管理で表現
早い水流をイメージした部分は、流木に活着させたモスをこまめに間引き流木の肌を常に露出するように維持し、強い流れを表現した。
エリオカウロンsp. は株が大きくなると外側の葉が固くなり、葉がまとまって水流になびく様子を表現することが難しくなる。外側の葉をカットすることで新芽を中心とした柔らかい葉を残し、より流れの速い水中感の演出とした。