ADAスモールトーク #23 「艶やかな葉面に見惚れる」
ADAスモールトークは、ADAスタッフの目線で生き物や出来事、発見、感動などをお伝えする読み物コンテンツです。
現在ADAでは、水上と水中問わず魅力的な葉姿が楽しめる佗び草を数多くラインナップしています。今回は、その中から佗び草 ラゲナンドラMIX 90Øを取り上げ、その魅力をご紹介します。
今年8月に新発売した希少な4種類のラゲナンドラ(アマランス、ウォーターメロン、ヒッコリー、ピューター)も紹介していますのでぜひご覧ください。
今年8月に新発売した希少な4種類のラゲナンドラ(アマランス、ウォーターメロン、ヒッコリー、ピューター)も紹介していますのでぜひご覧ください。
独特の光沢感あふれる大葉が魅力的
ラゲナンドラはインド北東部から南西部、またスリランカに自生するクリプトコリネと同じサトイモ科の陰生水草です。葉形や色味が異なるなど、さまざまな種類があり、葉面はそれぞれ独特の光沢感と艶やかさがあるのが特徴です。ラゲナンドラMIX 90Øの下草にはモスの他、ヘアーグラスやウォーターローンを使用しており、1玉置くだけで自生地である水辺の雰囲気が感じられる構成になっています。メインプランツであるラゲナンドラは現在大きく分けて以下の3種類のバリエーションがあります。それぞれの代表種を紹介しましょう。
ラゲナンドラはインド北東部から南西部、またスリランカに自生するクリプトコリネと同じサトイモ科の陰生水草です。葉形や色味が異なるなど、さまざまな種類があり、葉面はそれぞれ独特の光沢感と艶やかさがあるのが特徴です。ラゲナンドラMIX 90Øの下草にはモスの他、ヘアーグラスやウォーターローンを使用しており、1玉置くだけで自生地である水辺の雰囲気が感じられる構成になっています。メインプランツであるラゲナンドラは現在大きく分けて以下の3種類のバリエーションがあります。それぞれの代表種を紹介しましょう。
ラゲナンドラ・ミーボルディ グリーン(Lagenandra meeboldii ‘Green’)
水上では褐色がかった濃いグリーンの葉を展開しますが、水中では明るめの緑色へと変化します。
水上では褐色がかった濃いグリーンの葉を展開しますが、水中では明るめの緑色へと変化します。
ラゲナンドラ sp. シルバー(Lagenandra sp. ‘Silver’)
長葉でライトグリーンの葉面にはラメ感のある独特の銀色の模様が入ります。
長葉でライトグリーンの葉面にはラメ感のある独特の銀色の模様が入ります。
ラゲナンドラ・ミーボルディ・ヴィネイチャンドラ(Lagenandra meeboldii ‘Vinay Chandra’)
見る角度によって光沢感のあるカーキから琥珀色にも見える深みのある赤葉が魅力的。
今年8月からはラゲナンドラMIX 90Øに新たに希少な4種類が加わりました。どれも個性的な模様と色が入る艶やかな葉が魅力的なミーボルディ種。ぜひご覧ください。
見る角度によって光沢感のあるカーキから琥珀色にも見える深みのある赤葉が魅力的。
今年8月からはラゲナンドラMIX 90Øに新たに希少な4種類が加わりました。どれも個性的な模様と色が入る艶やかな葉が魅力的なミーボルディ種。ぜひご覧ください。
ラゲナンドラ・アマランス(Lagenandra meeboldii ‘Amaranth’)
ピンクの可愛らしい模様が表れるハイブリッド種。ピンクラメはヴィネイチャンドラなどのレッド系にも見られ、これらは褐色葉がベースとなります。一方、本種の明るさの秘密は、鮮緑葉ベースであることと銀ラメが同所的に存在することのようです。
ピンクの可愛らしい模様が表れるハイブリッド種。ピンクラメはヴィネイチャンドラなどのレッド系にも見られ、これらは褐色葉がベースとなります。一方、本種の明るさの秘密は、鮮緑葉ベースであることと銀ラメが同所的に存在することのようです。
ラゲナンドラ・ウォーターメロン(Lagenandra meeboldii ‘Water Melon’)
銀ラメがはっきりとした模様をつくるミーボルディ(ロカリティの一つ)。sp.シルバーより銀色の面積が少なくやや幅のある葉を展開します。名前から日本の真ん丸のスイカを想像してしまいますが、海外でよく見られるラグビーボール状の色の薄いスイカが由来のようです。
銀ラメがはっきりとした模様をつくるミーボルディ(ロカリティの一つ)。sp.シルバーより銀色の面積が少なくやや幅のある葉を展開します。名前から日本の真ん丸のスイカを想像してしまいますが、海外でよく見られるラグビーボール状の色の薄いスイカが由来のようです。
ラゲナンドラ・ヒッコリー(Lagenandra meeboldii ‘Hickory’)
フォレストグリーンが魅力のミーボルディ(ロカリティの一つ)。一般に流通するミーボルディ・グリーンよりも緑が濃く、葉はしばしば丸みを帯び葉先が鈍角になりやすいことが特徴です。弱めの光でじっくり育ててビターな1株に育て上げたいところです。
フォレストグリーンが魅力のミーボルディ(ロカリティの一つ)。一般に流通するミーボルディ・グリーンよりも緑が濃く、葉はしばしば丸みを帯び葉先が鈍角になりやすいことが特徴です。弱めの光でじっくり育ててビターな1株に育て上げたいところです。
ラゲナンドラ・ピューター(Lagenandra meeboldii ‘Pewter’)
ウォーターメロンからの選抜種と言われているミーボルディです。名前の由来となった錫(スズ)のように鈍く輝くシャビーシックな銀色のワンラインと、葉縁がうっすらと銀ラメで縁取られるところが特徴です。シンプルではありますが、その葉模様の構成美がとても魅力的です。
ウォーターメロンからの選抜種と言われているミーボルディです。名前の由来となった錫(スズ)のように鈍く輝くシャビーシックな銀色のワンラインと、葉縁がうっすらと銀ラメで縁取られるところが特徴です。シンプルではありますが、その葉模様の構成美がとても魅力的です。
ラゲナンドラは佗び草の他にも種類限定でBIOみずくさの森やLCカップでも生産していますので、レイアウトに応じてお好みのタイプをお選びください。2023年にも新種が発表されているようにラゲナンドラは今後も新種が見つかる可能性を大いに秘めており、観賞性とコレクション性の両方を兼ね備えた魅力的な水草の一つです。ラゲナンドラをご存じの方はもちろん、まだ育てたことがない方はぜひ育成を通じて艶やかで個性的な葉をお楽しみください。