ADAスモールトークは、ADAスタッフの目線で生き物や出来事、発見、感動などをお伝えするコンテンツです。今回の記事ではリニューアルした「佗び草 水辺MIX」について紹介します。

親しみの水辺
水辺MIXは名前の通り、身近な日本の水辺をイメージした佗び草になります。メインプランツのオモダカやカンガレイなどの抽水植物は、田園地帯にも生息しているような水草です。ピョンピョンと次々に葉を展開して背を高く伸ばす姿には、日本人ならばどこか郷愁を感じることもできると思います。暑い夏にも旺盛生長を見せ３０cm以上の背丈にもなるので野性味のある姿も堪能できる水草となっています。

配色パターンに組み込んでいる他の水草は、ホソバノウナギツカミやヘアーグラス（日本の水草で言うマツバイの仲間）が挙げられ、いずれも日本の水辺で見られるタイプの植物です。また2023年の配植パターンでは初めてノチドメが採用されています。水辺に限らず湿度の高い自然環境で観察できる植物ですが、水草として水槽内で育成できる種類としても知られています。どの植物も日本で見られる湿地の水草といえる組み合わせとなり、よりテーマ性の高い佗び草として紹介できるようになりました。

ベース部分を２～３㎝ほど水に浸すような腰水スタイルでの栽培がオススメですが、ベース全体が水に浸かるような水位でも各植物が生長できるので底床に直置きして水を張り、メダカなどの小魚とともに楽しむこともできます。もちろん、佗び草ハンガーを使用して抽水での育成もできるのでお好みの水槽スタイルで生活の中に水辺を楽しんでみていかがでしょうか。