ADA

ADA LAYOUT MATERIAL 「新素材」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
ここからは、新発売したレイアウト素材で実際に構図を組んでみた使用感やポイントをご紹介します。木材2種、石材5種が新たにラインナップしましたが、そのほとんどがW300mm以下の小型水槽にメインマテリアルとして取り入れやすいサイズ感です。石組への挑戦や新たな世界観の創造など可能性あふれる新素材をぜひお試しください。
ガットストーン
全体的にライトグレーの丸い川石のような印象で、窪みや溝は角ばったり直線的な凹凸で荒々しい迫力の表情を見せる。それぞれの表情をよく観察しながら、溝が垂直や水平なラインにならないように配石することがポイント。

 
ライケンストーン
独特の皺や白い脈は龍王石に近いが、全体的にライトグレーで角の丸みを帯びた石。皺の様子を活かしつつ盛土を施して配石するだけでカルスト台地のような表現ができ、立てれば桂林の山々のような景観が表現できる。硬度が上がりやすいため使用量や水草の選定には注意したい。

 
ジャグレストーン
八海石を彷彿させる色味と窪みは、石組レイアウトでこそ活かしたい。川石ならではの表情は水や時の流れを感じさせる。重たい石のため無理な角度にすると石やソイルが崩れる可能性があるため、良い表情で安定する位置を丁寧に見極めたいところ。

 
タンジェリンレイヤーストーン
ミルフィーユのように重なる層が特徴的で、ほとんどが暖色系だが中には青味がかるものもある。ブロック状の形が多いが、特徴的な積層面を見せる配石を施したい。底床を盛りつつ奥行きを出すような配石がおすすめ。

 
ブリングストーン
溶岩のような層状と凹凸が個性的な石で、濃いグレーに含有鉱物が煌めく。比較的小ぶりのものが多く、乱積みや流木との併用に適している。写真のように素材感を活かし一体感が出るように積み上げてみるのも面白いが、植栽スペースはしっかりと確保したい。

 
スリムウッド S
スリムウッドにSサイズが登場。ちょうどホーンウッドとブランチウッドの間のような雰囲気だ。W300mm水槽であればスリムウッドSを3〜5本が目安になる。作例では、複数本使い古木のように組んでいる。不安定な箇所はテラテープを巻きつけて固定している。

ルートブランチ
太さ5〜10mm程の小枝で、うねるものや枝分かれしたものまでバリエーションに富む。石や流木に添わせることで、絡まる蔓や木根といったディテール表現に役立つ。太さはそろえずランダムにすることで自然感が演出できる。固定には瞬間接着剤などの使用が便利。

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