ADAスモールトーク #17 「BIO ロターラ・ブラッドレッドの魅力」
多様な生体製品を開発しているADAの生産開発部、通称“グリーンラボ”。水槽の中でもひときわ目を引くのが赤系有茎草。今回は「BIO みずくさの森」に新たに加わったロターラ・ブラッドレッドという水草をご紹介します。
より赤く、「血の赤」の名を冠す濃紅色ロターラ
ロターラ・インディカやHra、レディッシュなど赤く色づきやすいロターラはいくつか存在しますが、その中でもより鮮やかな赤色になるのがロターラ・ブラッドレッド(Rotala rotundifolia ‘Blood Red’ )という種類。ロトンディフォリアのバリエーションの一つで、葉先がシャープな印象で好条件下だとまぶしいばかりの鮮赤色に色づいてくれます。個人的には全体的にワインレッドのような色味だと感じますが、見る角度や光の当たり具合によってはさまざまな赤のグラデーションが楽しめます。「血の赤」という名が冠されているように、その濃い赤は水中でひと際目を引くこと間違いなしです。
ロターラ・インディカやHra、レディッシュなど赤く色づきやすいロターラはいくつか存在しますが、その中でもより鮮やかな赤色になるのがロターラ・ブラッドレッド(Rotala rotundifolia ‘Blood Red’ )という種類。ロトンディフォリアのバリエーションの一つで、葉先がシャープな印象で好条件下だとまぶしいばかりの鮮赤色に色づいてくれます。個人的には全体的にワインレッドのような色味だと感じますが、見る角度や光の当たり具合によってはさまざまな赤のグラデーションが楽しめます。「血の赤」という名が冠されているように、その濃い赤は水中でひと際目を引くこと間違いなしです。
上から見ると頭頂部はまるで花火が打ち上げられたかのような美しいフォルムをしており、より鮮やかな赤に色づきます。ブラッドレッドは匍匐性が強いロターラの中でも水面を目指してある程度まっすぐ生長してくれる印象のため、個人的には魅力的な濃赤色を際立たせるためにグリーン系の水草が茂る後景にポイント的に複数株植栽するのがオススメです。水景にビビッドなアクセントを持たせることができ、明瞭な赤と緑のコントラストを楽しむことができます。
私たち人間は長時間太陽光を浴びると所謂「日焼け」という状態となり肌が黒くなります。これは過剰な紫外線から皮膚を保護するためにメラニンという黒色の色素がつくられるからです。同様に、赤く色づく水草も高光量下だと自らの細胞を守るためにアントシアニンという赤~青紫色の色素をつくります。これが赤く色づいたように見える理由です。つまり、赤の発色をきれいに出してあげるためには、ライトの光量を強くしてあげるのがポイントです。また、鉄分を添加してあげるのも発色を促進する上で効果的です。
今回紹介したブラッドレッドは「BIO みずくさの森」で楽しむことができます。クリーンな環境で育てられており害虫や藻類の付着の心配はなく、根を傷めずに植栽が可能で水中葉への展開もスムーズです。ロターラはトリミングに強く、密生感を高めて美しい茂みをつくるのに最適な水草です。その中でも赤系ロターラは水景にアクセントを持たせる上で欠かせません。このたびブラッドレッドの登場によりそのバリエーションが増えたことは、一アクアリストとしてうれしい限りです。
これからレイアウトをつくる方はもちろん、赤系有茎草の種類に迷われている方はぜひ赤の中でもひと際鮮やかな赤色に色づくブラッドレッドに注目してみてはいかがでしょうか。