ADAスモールトーク #04 「いつも可憐で美しく」
ADAスモールトークは、ADAスタッフの目線で生き物や出来事、発見、感動などをお伝えする読み物コンテンツです。
ネイチャーアクアリウムでは、魚たちが自由気ままに水槽内を泳ぎ回り水草の茂みや流木などの陰に隠れて、なかなか姿を現さないことも見られます。しかし、これにより魚たちは外部からのストレスを軽減することができ、本来の美しい姿や発色を見せてくれます。今回は、ADA本社併設のネイチャーアクアリウム・ギャラリーの作品群から定番の小型カラシンを3種類ピックアップしてご紹介します。美しく元気いっぱいの魚たちをご覧ください。
光の当たり具合によりゴールドやプラチナシルバーに光って見える体長4cm程の小型カラシン。数匹だけでも目を引くインパクトがありますが、水槽に数十匹以上入れて群泳している様子は一言では言い表せないほどまばゆい美しさを放っています。
その名の通り全身が鮮やかな橙から透明感のある赤色の体色が特長。成魚でも2cm程度までしか生長しない小型カラシンの中でも特に小さな種類。小さくても存在感があり、水草の緑との対比でさらに美しい体色が際立って見えます。
体の上部はメタリックブルー、下部は鮮やかな赤色が特長です。ネオンテトラと類似しますが、前者は下部の赤いラインが胸鰭付近までしか入らないのに対し、本種は尾鰭から頭にかけて赤いラインが入ることで、より青と赤のコントラストがはっきりした印象を与えます。水草が美しく繁茂する水槽に群泳させた様子は圧巻の一言。
現在、ネイチャーアクアリウム・ギャラリーは長期休館となっており、皆様に美しい水景をお見せできないことは誠に残念でなりません。しかし、ネイチャーアクアリウム・ギャラリーの水槽はADAスタッフによって日々管理されており、休館以前と変わらず美しい水景が維持されています。ADAスタッフとして、ギャラリーの作品群を毎日見ることができるというのはこの上ない幸せであり、入社時に初めて見た時の感動は今でも忘れられません。一部の水景はADA LAB GINZAやイベントで展示していますので、機会がありましたらぜひご覧ください。
一日でも早くコロナ禍が収まり、再び多くのADAファンの方々に美しい作品群をご覧いただき、一人のアクアリストとして喜びと感動を共有できることを願ってやみません。
一日でも早くコロナ禍が収まり、再び多くのADAファンの方々に美しい作品群をご覧いただき、一人のアクアリストとして喜びと感動を共有できることを願ってやみません。