ADAスモールトーク #22 「古参の有茎草」
ADAスモールトークは、ADAスタッフの目線で生き物や出来事、発見、感動などをお伝えする読み物コンテンツです。
ネイチャーアクアリウムでは、背景に草丈の高くなる有茎草を植栽することが多くあります。背景に適した有茎草は数多くありますが、今回はその中から昔からアクアリウム用に広く流通してきた「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」を取り上げ、水上葉と水中葉の特徴などをご紹介します。
野趣あふれる深みのあるグリーンの葉
水上では、細い楕円形をした2~3cm程度のやや大ぶりな重厚感のある濃緑の葉を展開します。見る角度によっては光沢感もあり、強光下では頂芽付近にかけて赤褐色に色づくこともあります。各節間からは2枚の葉を展開しますが、十字対性のため真上から見ると4枚の葉が十字型に展開しているようにも見えます。垂直に生長し、さらに葉脈もしっかりと出るため生命力を感じさせます。
水上では、細い楕円形をした2~3cm程度のやや大ぶりな重厚感のある濃緑の葉を展開します。見る角度によっては光沢感もあり、強光下では頂芽付近にかけて赤褐色に色づくこともあります。各節間からは2枚の葉を展開しますが、十字対性のため真上から見ると4枚の葉が十字型に展開しているようにも見えます。垂直に生長し、さらに葉脈もしっかりと出るため生命力を感じさせます。
ライトグリーンのさわやかな色味が魅力的
一方、水中では水上に比べて葉色が明るいグリーンに変化します。全体的にブライトな色味でさわやかな印象を感じさせますが、光の当たる頂芽付近は強光下だとオレンジ色に染まることもあります。そのため、レイアウトで緑と赤の中間色が欲しい場合は、適度に調光することで色のグラデーションを楽しむという方法も良いでしょう。
一方、水中では水上に比べて葉色が明るいグリーンに変化します。全体的にブライトな色味でさわやかな印象を感じさせますが、光の当たる頂芽付近は強光下だとオレンジ色に染まることもあります。そのため、レイアウトで緑と赤の中間色が欲しい場合は、適度に調光することで色のグラデーションを楽しむという方法も良いでしょう。
ハイグロフィラ・ポリスペルマは、育成が容易でトリミングにも強い水草です。一方、生長が速いためW900mmなどの大型水槽に向いていると思われるかもしれませんが、トリミングをこまめに繰り返すことで節間が詰まり葉も小さくなりますのでW600mm以下の水槽でも十分育成することが可能です。作例のように、中景に近い位置から植栽し背景へかけて群生するように配植することで他の水草と混ざり合うような様相を表現することもできます。
まさに、管理の腕次第でさまざまなレイアウトに使用できるという点で、初心者から玄人を問わずオススメできる水草と言えるでしょう。
現在、ADAのハウスで栽培している佗び草 ハイグロフィラ・ポリスペルマ65Øは、他の佗び草同様に旬を迎えており、より健康的で美しい葉姿を楽しむことができます。水中・水上問わず美しい葉姿を楽しむことができますが、腰水で水上葉を楽しむというなら夏のこの時期が特にオススメです。
ぜひその野性的で生命力を感じさせる葉姿をお楽しみください。
まさに、管理の腕次第でさまざまなレイアウトに使用できるという点で、初心者から玄人を問わずオススメできる水草と言えるでしょう。
現在、ADAのハウスで栽培している佗び草 ハイグロフィラ・ポリスペルマ65Øは、他の佗び草同様に旬を迎えており、より健康的で美しい葉姿を楽しむことができます。水中・水上問わず美しい葉姿を楽しむことができますが、腰水で水上葉を楽しむというなら夏のこの時期が特にオススメです。
ぜひその野性的で生命力を感じさせる葉姿をお楽しみください。