2023.05.26 連載:ADAスモールトーク
ADAスモールトーク #19 「フトイの花」
ADAスモールトークは、ADAスタッフの目線で生き物や出来事、発見、感動などをお伝えするコンテンツです。
連日晴天に恵まれ、清々しい過ごしやすい季節を迎えた新潟。こちらADA本社のネイチャービオトープの森も木々が青々と茂り、美しい景観がスタッフ達を日々癒してくれています。今回は本社のネイチャービオトープの森で息づくフトイの花について紹介します。
連日晴天に恵まれ、清々しい過ごしやすい季節を迎えた新潟。こちらADA本社のネイチャービオトープの森も木々が青々と茂り、美しい景観がスタッフ達を日々癒してくれています。今回は本社のネイチャービオトープの森で息づくフトイの花について紹介します。
社屋を取り囲むように美しい樹木が覆い茂るネイチャービオトープ。フトイはその池の浅瀬に群落を形成しています。カヤツリグサ科フトイ属の植物で北は北海道、南は沖縄までの広範囲の沼地や湿地などの水辺に生育する水生植物です。2mm程度の細長い茎ですがイグサに比べると太いイグサのように見えるためフトイ(太藺)という和名がつけられているとされていますが、植物分類上では異なる種類となります。
夏の入り口から秋にかけて、細長い棒状の草体の先端に高さ5mm程度の花被片をつけます。黄褐色に色づき、柱頭は毛のような白い糸状をしています。花自体は一瞬見るとただの小穂だと見逃してしまいがちではありますが、地味な見た目の中にどこかノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれる独特の魅力があります。また、小さな形状で柱頭こそ白色ですが、その花被片全体をよく見ると私の故郷・沖縄の名産であるパイナップルに似ていて個人的に親近感を覚えます。さらに、棒状の細い草体が風に揺られる様子は、夏のムシムシとした陽気を少しだけ涼しくしてくれる気もして魅力的な植物です。
ちなみに、ADAの生体製品ラインナップにある「BIO みずくさの森」のシペルス・ヘルフェリーと今月から発売開始となった「佗び草 水辺MIX」に採用されているカンガレイは同じ仲間です(カヤツリグサ科)。どちらもそよ風のような涼しさを連想させる細長いフォルムが魅力的な水草です。暑い季節がやってくるこれからの時期に、ぜひこれらの植物の栽培を通じて涼しさを暮らしにプラスしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ADAの生体製品ラインナップにある「BIO みずくさの森」のシペルス・ヘルフェリーと今月から発売開始となった「佗び草 水辺MIX」に採用されているカンガレイは同じ仲間です(カヤツリグサ科)。どちらもそよ風のような涼しさを連想させる細長いフォルムが魅力的な水草です。暑い季節がやってくるこれからの時期に、ぜひこれらの植物の栽培を通じて涼しさを暮らしにプラスしてみてはいかがでしょうか。