NATURE IN THE GLASS 「穏和な群生」
[ 穏和な群生 ]
佗び草は手軽に見応えのある群生景観をつくりやすく、さまざまな水草が混栽しているタイプのものは、作為性のない植栽ができる。本水景では、そんな佗び草を前景から背景に至るまで活用し制作してみた。一見雑然と見えるが、多様な水草たちの生長差により様相の移り変わりが楽しめ、それが自然らしくもあり一興だった。
佗び草は手軽に見応えのある群生景観をつくりやすく、さまざまな水草が混栽しているタイプのものは、作為性のない植栽ができる。本水景では、そんな佗び草を前景から背景に至るまで活用し制作してみた。一見雑然と見えるが、多様な水草たちの生長差により様相の移り変わりが楽しめ、それが自然らしくもあり一興だった。

DATA
撮影日 : 2022年8月24日(ADA)
制作 : 荒木 大智(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W1200×D500×H500(mm)
照明 : ソーラーRGB×2(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルター ES-1200(バイオリオG)
素材 : ブランチウッド、山水石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスM、バクター100クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル40Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ、ECAプラス
換水 : 1週間に1度 1/3
水質 : 水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
植物 :
佗び草 有茎草MIX 90Ø※
佗び草 有茎草MIX(赤系) 90Ø※
佗び草 ラゲナンドラMIX 90Ø※
佗び草 かれん 65Ø※
佗び草 ニューラージパールグラス 50Ø※
佗び草 ショートヘアーグラス 50Ø※
佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ 50Ø※
佗び草 ピグミーマッシュルーム 50Ø※
佗び草 ラヌンクルス・イヌンダタス 50Ø※
ラゲナンドラ・ミーボルディレッド(JP)※
ラゲナンドラ・ケラレンシス(JP)※
ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
エキノドルス・アングスティフォリウス
ヘアーグラス(BIO)※
ウィローモス(モスバック)※
魚種 :
ラスボラ・アイントベニー
ラスボラ・エスペイ
シザーステールラスボラ
ミクロラスボラブルーネオン
プンティウス・ペンタゾナ・ジョホレンシス
サイアミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
撮影日 : 2022年8月24日(ADA)
制作 : 荒木 大智(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W1200×D500×H500(mm)
照明 : ソーラーRGB×2(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルター ES-1200(バイオリオG)
素材 : ブランチウッド、山水石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスM、バクター100クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : CO2パレングラス・ビートル40Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ、ECAプラス
換水 : 1週間に1度 1/3
水質 : 水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
植物 :
佗び草 有茎草MIX 90Ø※
佗び草 有茎草MIX(赤系) 90Ø※
佗び草 ラゲナンドラMIX 90Ø※
佗び草 かれん 65Ø※
佗び草 ニューラージパールグラス 50Ø※
佗び草 ショートヘアーグラス 50Ø※
佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ 50Ø※
佗び草 ピグミーマッシュルーム 50Ø※
佗び草 ラヌンクルス・イヌンダタス 50Ø※
ラゲナンドラ・ミーボルディレッド(JP)※
ラゲナンドラ・ケラレンシス(JP)※
ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
エキノドルス・アングスティフォリウス
ヘアーグラス(BIO)※
ウィローモス(モスバック)※
魚種 :
ラスボラ・アイントベニー
ラスボラ・エスペイ
シザーステールラスボラ
ミクロラスボラブルーネオン
プンティウス・ペンタゾナ・ジョホレンシス
サイアミーズフライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
バリエーション豊富な佗び草を使った植栽と群生景観
それぞれの佗び草のバリエーションには個性があるため、特長を生かして配置を決めたい。背景の場合、重心付近には有茎草MIX(赤系) 90Øを、左右に黄色の水草パターンを多く含む有茎草MIX 90Øを置くことで、赤から黄色の繊細な色調調整が可能だ。構図の入り組んだ所でもスペースがあれば置くだけで簡単に植栽ができる。
それぞれの佗び草のバリエーションには個性があるため、特長を生かして配置を決めたい。背景の場合、重心付近には有茎草MIX(赤系) 90Øを、左右に黄色の水草パターンを多く含む有茎草MIX 90Øを置くことで、赤から黄色の繊細な色調調整が可能だ。構図の入り組んだ所でもスペースがあれば置くだけで簡単に植栽ができる。

佗び草 ラゲナンドラMIX 90Ø
サトイモ科の植物は根へのダメージを嫌うものが多いが、佗び草であれば植栽時のダメージが少なく、展開が非常に早い。
画像:ラゲナンドラ・ヴィネイチャンドラ
サトイモ科の植物は根へのダメージを嫌うものが多いが、佗び草であれば植栽時のダメージが少なく、展開が非常に早い。
画像:ラゲナンドラ・ヴィネイチャンドラ

メンテナンスで深まる背景の群生美
植栽直後は数多くの有茎草が旺盛に展開する背景だが、トリミングを繰り返すうちに強健種が残りやすい傾向がある。残したい種類の部分だけ浅く切るなどカットに強弱をつけることで水草のバランスを調整でき、理想の群生景観をつくりやすい。
植栽直後は数多くの有茎草が旺盛に展開する背景だが、トリミングを繰り返すうちに強健種が残りやすい傾向がある。残したい種類の部分だけ浅く切るなどカットに強弱をつけることで水草のバランスを調整でき、理想の群生景観をつくりやすい。

背景の植栽
ベースサイズがひと回り小さい佗び草かれん65Øを90Øの佗び草の隙間に置くことで、より高密度な植栽が可能だ。
ベースサイズがひと回り小さい佗び草かれん65Øを90Øの佗び草の隙間に置くことで、より高密度な植栽が可能だ。


佗び草なら下草もよりスムーズに生長
下草系はソイルとフラットになるように佗び草のベースを埋めると、ランナーの展開も早く、トリミングも平らに切りやすくなる。
下草系はソイルとフラットになるように佗び草のベースを埋めると、ランナーの展開も早く、トリミングも平らに切りやすくなる。
