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ADA PLANTS GALLERY #16「ラゲナンドラ・ミーボルディ」

岩堀 康太岩堀 康太
多様な生体製品を開発しているADAの生産開発部、通称”グリーンラボ”。
このコーナーではラボで扱う植物の豆知識や時折見せてくれる素顔の一部をご紹介します。
レッド
Red
ケース栽培で魅力を堪能
ラゲナンドラ・ミーボルディはインド南西部に分布しており、河岸の砂礫混じりの泥土などに好んで群落を形成しています。いくつかタイプがある葉姿(次ページ参照)と特徴的なふっくらした仏炎苞やスッと伸びる尾は必見です。開花への近道としては根張りの良い「佗び草ラゲナンドラMIX」やジャングルプランツシリーズからスタートするのが良いでしょう。健康的な葉姿は多湿環境をキープできる「ネオグラス エア」でのケース栽培がオススメです。
葉姿や模様にこだわるならケース栽培一択。ブリーディングハートの特徴的な模様がよく出ている。
シルバークイーンの仏炎苞

 
水中はやわらかな姿で
本種は水中育成もでき、特にレッドやグリーン、ヴィネイチャンドラ、ケーララタイプはレイアウトにも取り入れやすいでしょう。水中葉は柔らかく、表面の色彩も見る角度によって美しくグラデーションします。成熟した株は高さ20cm以上になりますが「BIOみずくさの森」を用いることで小さめの株からじっくりと育てることができます。植栽の際は、根や根茎を傷つけないよう丁寧に行ないましょう。
水上では地味に思えるミーボルディでも、水中では一段と明るい色彩になりレイアウトに華を添える。

 
今後はミーボルディがアツい!?
ラゲナンドラ・ミーボルディの魅力と言えば、葉色や模様の豊富なバリエーションでしょう。産地により葉形は卵形~長卵形、長楕円で色味や模様もさまざま、ラメは銀とピンクがあります。栽培下でのハイブリッドも一部行われているようで、今後も注目したい水草の一つです。貴重な自生地への採集圧はかけず増殖株でのトレードを基本とし、エキノドルスやアヌビアスのように長く広く愛される水草になって欲しいものです。

グリーンラボで育成中のミーボルディをご紹介↓
※安定生産を目指し調整中。
ヴィネイ・チャンドラ
Vinay Chandra
シルバークイーン
Silver Queen
(sp.Silver)
ブリーディングハート
Bleeding Heart
グリーン
Green
アマランス
Amaranth
ウォーターメロン
Water Melon
ピューター
Pewter
ヒッコリー
Hickory

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