多様な生体製品を開発しているADAの生産開発部、通称”グリーンラボ”。
このコーナーではラボで扱う植物の豆知識や時折見せてくれる素顔の一部をご紹介します。

ロターラ御三家の群生美担当
ロターラ・ロトンジフォリアはアジアに広く分布しており、ロターラ属の中でも水中育成が容易な種類です。こんもりとする自然な茂みは、華麗なロターラ・マクランドラや繊細なロターラ・ワリッキーとともに古くから水草愛好家から愛されています。有茎草メインのレイアウトプランを考えるときは、必ずと言っても良いほど候補に挙がる種類ではないでしょうか。

選ぶ楽しさ、探す楽しさ
ロターラ・ロトンジフォリアは産地によって色味や葉姿などにさまざまな変異があり、蒐集している愛好家もいます。レイアウトでは、イメージに合ったタイプを選ぶことも楽しみの一つでしょう。「BIOみずくさの森」や「佗び草」単植シリーズではレイアウトにオススメなロターラ・ロトンジフォリアのタイプをラインナップしていますが、「佗び草」の混栽系にはさらに多様なタイプが実は隠れています…。

まるい葉、可憐な花
水中では鮮やかな色合いで魅力的なロターラ・ロトンジフォリアは、水上ではやや地味な印象になりますが、福建省産やインレー湖産などは丸に近い楕円葉で艶のある可愛らしい葉を展開します。ほとんどのタイプでピンク～紫色の可憐な花が咲き、グリーンロターラの場合はアルバ(白花)です。「佗び草」では春から夏にかけてロターラ・ロトンジフォリアの開花シーズンになります。