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TOP OF THE WORLD 2021 #07

TOP OF THE WORLD 2021 #07

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
Origin. Dawn lights / 始まり 夜明けの光
Aquarium Size W120×D60×H55(cm)

水草
ヌビアス・ナナ/アヌビアス・ナナ ‘パンゴリーノ’/アヌビアス・ナナ ‘プチ’/ボルビティス・ヒュデロッティ/ウォーターフェザー/ミクロソラム・トライデント/プレミアムモス/キューバ・パールグラス/リトレラ・ウニフローラ/ブセファランドラ sp. ベルベットウンティコン/ブセファランドラ sp. レッドベルベット/ブセファランドラ sp. ミニベリンダエ/ブセファランドラ sp. ベリンダエ/ブセファランドラ sp. ミニコイン/ブセファランドラ sp. カテリナエ/ブセファランドラ sp. ミニカテリナエ/ブセファランドラ sp. チェリーミニ/ブセファランドラ sp. ラマンダウミニレッド/ブセファランドラ sp. ラマンダウパープル/ブセファランドラ sp. テイア/ブセファランドラ sp. ブキットクラム/ファランドラ sp. シンタン/ブセファランドラ sp. エンジェルティアーズ/ブセファランドラ sp. クダガンミニ/ニューラージ・パールグラス/クリプトコリネ・パルバ/エレオカリス sp. ミニマ/ロターラ・ロトンジフォリア ‘コロラタ’/ロターラ sp. Hra/ロターラ sp. オレンジジュース

魚種
グローライト・テトラ/ラスボラ・ヘンゲリー/サイアミーズ・フライングフォックス
Juan Puchades / フアン プチャデス
Spain / スペイン

年齢/37歳
職業/歯医者
その他の趣味/趣味の時間はすべてアクアリウムに費やしています。
過去の受賞歴/今まで3回優秀賞に入賞しました。過去10年は常に上位50位以内です。

IAPLCへの情熱は私を表現者として成長させてくれる


AJ 今回の作品のテーマ、モチーフ、アイデアなど制作意図を聞かせてください。
ここ数年で私自身、アクアスケーパーとしての成長を感じており、特徴のある珍しいテーマのレイアウト制作に挑戦してきました。作品を制作するときは、自然界での本来の雰囲気や自然感を表現することに重きを置いています。今回の作品のテーマとして、今まで挑戦したことのない洞窟スタイルを表現してみたいという明確な思いがありました。 「始まり 夜明けの光」は、そのタイトルから連想される朝焼けの瞬間が見る人の目の前に広がるように表現しました。

AJ 作品を制作、管理するうえで苦労した点を聞かせてください。
最も苦労した点は石の構成です。重さに負けて倒れることなく配置するのにはとても苦労しました。この構図はダイナミックさやカーブを演出できる上、石の間にアマゾニアを敷くことができ、水草を健康的に生長させることができます。今回の作品にはコラージュテクニックを取り入れ、接着剤で小石を組み合わせて構図を構成し、ヘビ皮のような独特なパターンを表現しました。

AJ 水草レイアウトのどのようなところに魅力を感じますか。
私にとって水草レイアウトとは、私に無いものと私を結び付けてくれるものです。私は自然に囲まれて、自然を近くに感じて育ちました。ですが大学へ進学し、そして社会人になってからは、水草レイアウトが動物や自然への愛を深められる場所となりました。限られた空間の中で、そしてアーバンスタイルな我が家のインテリアとして愛を深めています。また、水草レイアウトは私の芸術面を成長させてくれたということも忘れてはなりません。この点でのIAPLCの影響は本当に大きいものです。IAPLCへの情熱は、新しい経験や機会となる新たなプロジェクトに取りかかる動機となり、私を表現者として成長させてくれます。
AJ: この趣味においてサークル、クラブなどに所属していますか。
スペインはアクアスケーパー同士をつなぐ強いコミュニティがあり、その内の数名間には特に密な繋がりがあります。現在このコミュニティには、アクアスケーパー歴7-10年、または10年以上の才能ある経験豊富なアクアスケーパー達と、経験ある方からの良いアドバイスをもとに今までの型を破る熱意のある若いアクアスケーパー達が共に所属しており、ともて興味深い融合が見られます。ですので、スペインチームの結果はこのしっかりとした基盤があるからこその結果であり、偶然起こったことではないと信じています。12年前、上位100位入賞の壁を破り、7年前、上位27位入賞の壁を破りました。そして近年になり上位7位入賞の壁をも破りました。スペインチームのこれまでの作品、努力、献身そして才能は私の誇りでしかありません。

AJ: IAPLCについてどう思われますか。
今回のインタビューの中でもこの質問への回答は、私の中で当たり前のことであり、常に変わらない気持ちです。IAPLCと素晴らしいコンテストアンバサダーの皆さまは私の人生を変えました。このコンテストは毎年恒例のイベントとなりました。1年はいくつかの段階にわけられ、コンセプトやアイディアを膨らませる段階、構造を決定し制作する段階、植栽段階、そして最後の写真撮影に向けての緊迫した日々です。全てが終わった時の満足感は、順位によるものではなく、ここにたどり着くまでの過程からきます。1年のうちの多くの時間をレイアウト制作に費やしますが、制作に携わっている時は仕事やその他の問題から私の心を開放することができます。10年経った今思うことは、最も大切なのは結果ではないけれど、IAPLCを通して感じる幸福感や、1年間全身全霊をかけて取り組み、夢見た結果が叶ったことへの穏やかな満足感をぜひ全ての参加者の皆さんに感じてもらいたいということです。私はそれらを感じることができ、そのことをとても幸せに感じています。
水草レイアウトについて仲間と高め合う。

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