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IAPLC CREATOR’S FILE #13 Mario Schätz

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
世界的な水草レイアウトコンテスト「IAPLC」。IAPLCクリエイターズファイルでは、その上位入賞者にインタビューを行い、上達の秘訣や水草レイアウトに対するこだわりを紹介いたします。
Mario Schätz(マリオ・シェッツ)
年齢 / 45歳
国名 / オーストリア
職業 / 舞台技術者
アクアリウム歴 / 11年
趣味 / フライフィッシング
過去の受賞歴 / なし
IAPLC 2023 WORLD RANKING 0014
不変
Aquarium Size W900×D450×H450(mm)


水 草:ショートヘアーグラス / ロングヘアーグラス
魚 種:ラスボラ・エスペイ


 

最も大切なことは、
水草レイアウトを常に楽しみ、
心と感情を共にすること

Q 水草レイアウトを始めたきっかけは何ですか?
幼少期、父親がシクリッドを入れた水槽を常に持っていたので、父親の影響だと思います。

Q 水草レイアウトのどのようなところに魅力を感じますか?
水草レイアウトは素敵な自然の世界を家に持ち込める素晴らしい方法だと思います。私は小さな池や小川、その周りの植物や野生生物にいつも夢中になってしまいます。

Q 今回のレイアウトのテーマやモチーフ、アイデアはどこから得ましたか?
フライフィッシングをするときに新しいレイアウトのアイデアを集めています。私はよく小川や川を歩いており、美しい自然の造形を探しています。

Q レイアウトをする上でこだわりのグッズはありますか?
自然の中でお気に入りの流木や石を見つけ、レイアウトに使用しています。
日課となっているメンテナンス作業。
家の中に居ながら自然の持つ癒しを楽しむ。
Q レイアウトを制作していく過程で、苦労した点や工夫した点はありますか?
石組に植栽した最初の数カ月は、親石の陰になる水草がうまく育たないことが多々ありました。その箇所に小さい石を数個置くことにし、この問題を解決しました。

Q 水草や魚種の選定する上でのポイントについて教えてください。
何よりも私は水草と魚の特別なニーズに注意を払っています。特に石組レイアウトでは、空間で泳ぐことが好きな魚を選ぶことが大切です。ラスボラ・エスペイはこのようなレイアウトに最適な魚だと考えています。
左:植栽時の様子。
右:完成時の様子。表情のある石と水草の緑に、ラスボラ・エスペイの鮮やかなオレンジが映える。
Q レイアウト制作でいつも心がけていることがありますか?
最初のアイデアから植栽やその後の工程まで制作を楽しむことです。

Q コンテスト入賞の秘訣はありますか?
最も大切なことは、この趣味を常に楽しみ、心と感情を共にすることだと思います。

Q IAPLCに応募するきっかけ、また、醍醐味はどんなところにあると思いますか?
私は友人に説得されてコンテストに参加しました。本来であれば、コンテストは私にとって縁の遠いものですが、世界中のアクアリストとつながることは素晴らしい経験です。

Q アクアリウムクラブに所属している場合は、その活動内容をお聞かせください。
身近に優良なアクアリウムショップ(Liquid Nature)がありラッキーでした。ここで定期的に有意義な会合が開かれてます。若い方も年上の方も、この素晴らしい我々の趣味に関する意見を交わしてます。

Q 世界中の水草愛好家の皆さんにメッセージをお願いします。
若い世代が母なる大自然と生物を感じるために、水草レイアウトがつながりとなり、情熱的であることが大切です。

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