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IAPLC CREATOR’S FILE #07 タナカカツキ

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
世界的な水草レイアウトコンテスト「IAPLC」。IAPLCクリエイターズファイルでは、その上位入賞者にインタビューを行い、上達の秘訣や水草レイアウトに対するこだわりを紹介いたします。
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IAPLC 2022 WORLD RANKING 0021
グリーンバレー
Aquarium Size W1200×D500×H500(mm)
水 草:ロターラ・ ワヤナード/ニードルリーフルドウィジア/ルドウィジア・レペンス・スーパーレッド/ルドウィジア・レペンス/オレンジミリオフィラム/レッドミリオフィラム/グリーンミリオフィラム/パールグラス/ニューラージパールグラス/アヌビアス・ナナ・プチ/ブセファランドラ sp./ミクロソラム・トライデント/ヘアーグラス/オーストラリアンドワーフヒドロコティレ
魚 種:オレンジグリッターダニオ/ヤマトヌマエビ/オトシンネグロ

水草レイアウトにおいて最大の魅力は「水の中に生きた絵を描く」こと

Q 水草レイアウトを始めたきっかけは何ですか?
ネットで調べ物をしていたら、天野 尚先生の美しいネイチャーアクアリウムの画像に遭遇したのがきっかけです。一撃で心を掴まれました。

Q 水草レイアウトのどのようなところに魅力を感じますか?
たくさん魅力がありますが、自然素材を使用し「水の中に生きた絵を描く」というところに最大の魅力を感じます。

Q レイアウトのテーマやモチーフ、アイデアはどこから得ますか?
現在はコンテストに向けたコンテストのための作品づくりをしております。ですので、どんな作品が評価を受けるのか、その年ごとの傾向からテーマをいただき制作しています。

Q レイアウトをする上でこだわりのグッズはありますか?
制作において重要なものは、良いハサミと良いピンセットだと思っています。
長年愛用してきたツール。レイアウトには欠かせない。
風景からインスピレーションを受けることもレイアウト制作の大事な工程の一つ。
Q レイアウトを制作していく過程で、苦労した点や工夫した点はありますか?
レイアウト制作はとても時間がかかります。その時間をいかに捻出するかに苦労します。毎日同じ時間に水槽の前に立ちルーティン化することで乗り切っています。

Q 水草や魚種の選定する上でのポイントについて教えてください。
私の住む地域の水質に相性の良い水草や魚をチョイスしております。
「水の中に生きた絵を描く」上では、水草は絵の具にあたるのかもしれない。
Q ご自身の中で、レイアウト制作でいつも心がけていることがありますか?
「見たことないものをつくって驚かせたい!」という気持ちで制作しております。

Q IAPLCに応募するきっかけ、また、醍醐味はどんなところにあると思いますか?
国と地域を越えて世界と競い合い、感性を共にできる素晴らしいコンテストだと思っています。

Q コンテスト入賞の秘訣はありますか?
秘訣はあると思います。作品は植物の生長を待たねばなりません。創作者の一夜漬けでは決してできないのがこの生きた絵画の特徴だと思います。まずは、早めに制作にとりかかり、素材集めも含めた「下準備」がいかに滞りなくできるかが重要です。さらに仲間と共に「意見を交換し合える環境をつくること」によって順位が押し上がると思います。

Q アクアリウムクラブに所属している場合は、その活動内容をお聞かせください。
「クリエイティブアクアスケイプジャパン」(CAJ)に所属しております。お互いの作品を頻繁に見せ合い批評し最良の改善策を話し合います。
意見を交換し合える仲間たちとの一枚。
Q SNSでIAPLCに関するどのような投稿をしていますか?
SNSではないですが、「京都精華大学水槽学部の水草ブログ」というブログを10年以上続けており、水草水槽の話題、日々の活動、レイアウトテクニックなど発信しています。

Q 世界中の水草愛好家の皆さんにメッセージをお願いします。
いつかまたADAの本拠地、新潟でお会いできるといいですね。そしてみなさんと水草水槽の魅力を思う存分語り合いたいです。
IAPLC2022出品作品の構図制作の様子。

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