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GREEN information #7「植物栽培を長く楽しむために」

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世界各地の様々な環境に自生している植物たち。日本の冬季間など育成環境の温度変化によって暖かい地域の植物は生長停止や衰退が見られる場合があるため、屋内での栽培が推奨されます。冬場の温度管理について紹介したいと思います。
ベランダやバルコニーなど屋外で栽培していた鉢植えも屋内へ移動する必要も。
春夏秋冬、年間を通じて楽しむことができる植物栽培。暖かい季節には屋外での栽培が好ましい植物が多く存在しています。花を楽しむ、増殖を楽しむ、大株への仕立てを楽しむ、さまざまな観点で植物栽培を行う方がいらっしゃることでしょう。そんな時に太陽光や暖かい外気温がプラスに働くことがよくあります。一方で同じ屋外でも、新潟県のように特に雪国では低温に注意して冬場には屋内栽培へ移行する必要がでてきます。
屋内の涼しいところ:玄関のように外気に近い温度となる環境は植物の生長が緩やかになる。
屋内と一言で言っても栽培環境はさまざまです。暖房がなく、昼夜問わず涼しい温度になるような環境では生長が緩やかになるため給水量を絞るなど工夫が必要となります。低温によって光合成の量や栄養吸収などが低下し、水の要求量は少なくなります。生長が進まないことで株立ちの仕立てが崩れにくいといったメリットが生じる種類もありますが、用土の乾き具合と植物の葉の水分量など生長の様子に気を配りながらの栽培が肝要です。
屋内の暖かいところ:土の乾きや葉の様子などを観察し、空調などによる乾燥に注意。
エアコンや床暖房など栽培空間が暖かい場合には用土の乾燥による痛みなどに注意が必要となります。また、室温が25℃など暖かい環境が用意されていても、屋外に比べて低光量となる場合には葉色の希薄化や展開速度の低下といった生長の変化が生じます。日当たりの良い窓辺などに配置または植物栽培のための専用ライティングなどで栽培環境を整えるのも良いでしょう。

植物の生態に合った環境で栽培し、また気温や季節に応じて場所を移動するといった配慮で枯らすことなく継続栽培ができます。このような植物を長く楽しむことも環境への気遣いにつながります。

「植物の環境流出を防ぎましょう。環境保全の意識を持ちましょう。」

グリーン・マナーを意識して生き物の育成をお楽しみください。

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