ADA

ADA PRODUCTS 進化論 「ピンセット・シリーズ」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
ピンセットを使用することで正確で美しい植栽が可能となる。水景をメンテナンスする際にも差し戻しや間引き、細かなハンドリングを可能にする精度のツールである。ネイチャーアクアリウムにおいて必要不可欠なピンセットの形態の変遷を紹介しよう。

緻密な植栽を可能にしたツール


水草を植栽するための専用ツールがない時代には、指で水草を植え込みしていた。水草専用のピンセットを開発して以来、ピンセットは美しい水草レイアウトの制作において欠かすことのできないツールとなっている。
1992年
レイアウト専用ピンセット(生産終了品)
指で行っていた植栽を高精度で実現させた原点モデル。
レイアウト専用ピンセットは下草などの細かい水草にも対応する鋭いほどの先端精度をもってつくられた。1枚の金属で先端、グリップ部、バネという3つの役割をもたせるために職人の手仕事による金属加工が要された。
1993年
水草専用ピンセット(生産終了品)
先端精度はそのままにフォルムデザインを一新。
2001年
プロピンセット(グリップタイプ)(生産終了品)
先端部の溝を深く、幅を広げた設計。
2008年
プロピンセット・トライアングルタイプ(生産終了品)
広い先端部で大型種の植栽が可能。
2008年
プロピンセット・カーブタイプ(生産終了品)
構図素材の入り組んだところなど隙間の植栽向け。
プロピンセットではスマートでスタイリッシュなデザインへと改良し、同様の先端精度やバネ強度などネイチャーアクアリウムにおいて必要となる性能を実現している。サイズは4ラインナップあり、全長160~300㎜と水槽サイズやさまざまな植栽シーンにおいて適切使用ができる設計がなされている。プロピンセット・シリーズにはトライアングルタイプとカーブタイプという特殊コンセプトの製品についても開発がなされ、専門性の高い製品群として販売されていた。プロピンセット・グリップタイプはエキノドルスやラゲナンドラのようなロゼットタイプの水草やバリスネリアのような株元が太い水草についても植え込みがしやすい設計となっている。
2012年
20th 水草専用ピンセット S, M, L, XL / プロピンセット・グリップタイプ S, M, L
(生産終了品)

特別仕様デザイン・カラーのプリントをあしらった記念モデル。2製品で計7サイズ、各3デザインの21製品をラインナップ。
水草専用ピンセット L
ADAオリジナルプリントデザイン(生産終了品)
模倣品との差別化を図り高品質の印として立て続けに全サイズでデザインを一新。
2017年
プロピンセット S, M, L, XL
水草専用ピンセットから名称変更、へアライン仕上げの現行モデル。

プロピンセット・グリップタイプ S, M, L
レーザープリントロゴでヘアライン仕上げの現行モデル。
2022年
TAオリジナルピンセット Titanium(限定生産品)
初期モデルをリデザインしチタン合金素材を採用。

RELATED POSTS関連投稿

POPULAR POSTS注目の投稿