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GREEN information #11「身近な自然への意識」

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みなさんが何気なく過ごしている市街地や住宅地にも自然は広がっています。身近な環境も水路を経て自然界へのつながりを強くもつ側面もあるのです。また足元で群落を形成する植物たちにも意識して目を向けてみることで身近な自然との距離は縮まっていくことでしょう

普段の生活の背景にも数々の生物が存在し、自然は広がっている。
ネイチャーアクアリウムをはじめとする水草レイアウトやアクアテラリウム、パルダリウムなどで使用される植物の多くは海外原産のものが多く流通しています。その多様性に富んだ植物たちを栽培する楽しみは私たちに充実感を与えてくれる存在とも言えます。しかし、これらの植物が野外に流れ出てしまうと本来の自然環境を撹乱させ、思わぬ生態系影響を及ぼす恐れがあります。私たちの暮らしのすぐそばにも自然が広がっていることを意識し、植物の環境流出を防ぐ行動に取り組むことでこのようなリスクを低減させていくことができます。
何気ない草地にもミヤコグサやキュウリグサなど雑草と呼ばれる小さな花々が咲く。
身近な自然へ目を向けることで私たちの身のまわりに広がる自然を発見することができます。生き物の観察や調査を行うことは敷居が高く感じられ、実践することは難しいかもしれませんが、普段の生活の中でどのような生き物たちとすれ違っているのか見てみるだけでも市街地や住宅地にも自然が広がっていることを知ることができるでしょう。見つけやすいのはやはり動かない植物たちで、雑草と呼ばれる草花たちがあなたの足元でも懸命に根付いていることが感じられると思います。
耕作地近くなど未舗装道路で満開となっているイヌタデ。
このような身近な自然を知る、意識するだけでも「グリーン・マナー」活動は始められます。私たちがガラスケースの中で楽しむ植物たちが環境流出することによって、思いがけない影響が生じる場合もあるということを念頭に、育てた植物を自然界へ流出させないようにしましょう。「グリーン・マナー」を通じて身近な自然を守る意識を持っていただけたら幸いです。水草育成などの植物栽培を楽しむ趣味を行いながら、身近な自然への環境影響を意識した活動にご協力お願いいたします。

「植物の環境流出を防ぎましょう。環境保全の意識を持ちましょう。」

グリーン・マナーを意識して生き物の育成をお楽しみください。

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