NATURE AQUARIUM GALLERY #17 「翠流」
ネイチャーアクアリウム・ギャラリーでは、日々水景の制作やメンテナンスが行われており、ネイチャーアクアリウムのノウハウが培われています。WEB AJ「NATURE AQUARIUM GALLERY」では、ADAのメンテナンススタッフにインタビューを行い、ネイチャーアクアリウムの作例と、ADA製品を使用した管理・育成のポイントを紹介していきます。
受け継がれる手法。いわば「ADAクラシック」。石組、その深淵へ。

[ 翠流 ]
ネイチャーアクアリウムの石組は、一つの様式美であり、シンプルであるがゆえに表現が難しい。個性を求めすぎれば本質を失い、忠実すぎれば凡庸になる。基本を踏まえ、その中に個性を響かせることに挑戦したのが本作である。ロングヘアーグラスの合間を縫うように泳ぐ魚の群れ、その清々しい印象をタイトルに込めた。
ネイチャーアクアリウムの石組は、一つの様式美であり、シンプルであるがゆえに表現が難しい。個性を求めすぎれば本質を失い、忠実すぎれば凡庸になる。基本を踏まえ、その中に個性を響かせることに挑戦したのが本作である。ロングヘアーグラスの合間を縫うように泳ぐ魚の群れ、その清々しい印象をタイトルに込めた。

DATA
制作日:2026年2月4日
撮影日:2026年7月31日
制作:山本 一貴(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:キューブガーデン W600×D300×H360(mm)
照明:アクアスカイ RGB Ⅱ 60(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルター ES-600(バイオリオG)
素材:山水石
底床:アクアソイル-アマゾニア Ver.2、アクアソイル-アマゾニア Ver.2 パウダータイプ、アクアソイル-アマゾニア PRO、パワーサンド・アドバンスS、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2:パレングラス TYPE-2、CO2グラスカウンターで1秒に3滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-2によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
水草
グロッソスティグマ(BIO)※
ウォーターローン(BIO)※
ヘアーグラス(BIO)※
ロングヘアーグラス (BIO)※
魚種
イエローファントムテトラ
サイアミーズ・フライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
制作日:2026年2月4日
撮影日:2026年7月31日
制作:山本 一貴(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:キューブガーデン W600×D300×H360(mm)
照明:アクアスカイ RGB Ⅱ 60(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルター ES-600(バイオリオG)
素材:山水石
底床:アクアソイル-アマゾニア Ver.2、アクアソイル-アマゾニア Ver.2 パウダータイプ、アクアソイル-アマゾニア PRO、パワーサンド・アドバンスS、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2:パレングラス TYPE-2、CO2グラスカウンターで1秒に3滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-2によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
水草
グロッソスティグマ(BIO)※
ウォーターローン(BIO)※
ヘアーグラス(BIO)※
ロングヘアーグラス (BIO)※
魚種
イエローファントムテトラ
サイアミーズ・フライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ
※はADA生体製品ラインナップです。
植栽・制作のポイント

石の存在感を生かしながら、草むらのような自然感を表現する。
山水石を主素材とし、中央に大きな石を据えた石組を構成。水草はロングヘアーグラス、ヘアーグラス、ウォーターローン、グロッソスティグマを組み合わせました。草丈の異なる水草を使い分け、盛土を活かしつつ前景から背景にかけて高さが変化する植栽としています。
特にロングヘアーグラスは、石の周囲に均一に植え込まず、ところどころに空間を残しました。水草の間から石が見えることで、石組の力強さを保ちながら、自然の草むらを思わせる抜けのある水景を目指しました。
山水石を主素材とし、中央に大きな石を据えた石組を構成。水草はロングヘアーグラス、ヘアーグラス、ウォーターローン、グロッソスティグマを組み合わせました。草丈の異なる水草を使い分け、盛土を活かしつつ前景から背景にかけて高さが変化する植栽としています。
特にロングヘアーグラスは、石の周囲に均一に植え込まず、ところどころに空間を残しました。水草の間から石が見えることで、石組の力強さを保ちながら、自然の草むらを思わせる抜けのある水景を目指しました。

山水石
山水石は、層状に割れ目が入る特徴を持つ火山岩で、表面には適度なざらつきがあり、石を積み上げた際にも安定しやすいため、さまざまな石組をつくることができます。このレイアウトでは、大小の山水石を組み合わせ、中央に大きな石を据えることで、石組の存在感を強調しました。
山水石は、層状に割れ目が入る特徴を持つ火山岩で、表面には適度なざらつきがあり、石を積み上げた際にも安定しやすいため、さまざまな石組をつくることができます。このレイアウトでは、大小の山水石を組み合わせ、中央に大きな石を据えることで、石組の存在感を強調しました。

BIO みずくさの森 ヘアーグラス
細長い葉を伸ばすヘアーグラスは、石組レイアウトとの相性が良く、ショート・ヘアーグラスよりも草丈が高くなるのが特徴です。
生長が非常に早く、立ち上げ時のスターティングプランツとしても適した水草です。石の際や中景に植栽することで、ロングヘアーグラスよりも低い位置に草むらをつくり、自然なつながりを持たせることができます。
長期維持によって生長が鈍ってきた際には、「アクアソイル-アマゾニア PRO」や「ボトムプラス」などを活用し、底床内の栄養を補うことで生長を促します。
細長い葉を伸ばすヘアーグラスは、石組レイアウトとの相性が良く、ショート・ヘアーグラスよりも草丈が高くなるのが特徴です。
生長が非常に早く、立ち上げ時のスターティングプランツとしても適した水草です。石の際や中景に植栽することで、ロングヘアーグラスよりも低い位置に草むらをつくり、自然なつながりを持たせることができます。
長期維持によって生長が鈍ってきた際には、「アクアソイル-アマゾニア PRO」や「ボトムプラス」などを活用し、底床内の栄養を補うことで生長を促します。

BIO みずくさの森 ロングヘアーグラス
細長い葉を長く伸ばすヘアーグラスの仲間で、自然な草むらのような景観をつくることができます。
背景に使われることが多い水草ですが、このレイアウトでは石の背後や周囲にランダムに植栽しました。一様の密度で揃えるのではなく、ところどころに空間を残し、石の輪郭を覆い隠さないように意識して植栽しています。
細長い葉を長く伸ばすヘアーグラスの仲間で、自然な草むらのような景観をつくることができます。
背景に使われることが多い水草ですが、このレイアウトでは石の背後や周囲にランダムに植栽しました。一様の密度で揃えるのではなく、ところどころに空間を残し、石の輪郭を覆い隠さないように意識して植栽しています。

BIO みずくさの森 ウォーターローン
細かな葉を密に茂らせるウォーターローンは、前景の下草として使いやすい水草です。高い密度で生長するため、底床を緑のカーペットのように覆うことができます。
この水景では、石の手前を中心に植栽し、低い位置に緑のボリュームをつくりました。初期の植栽ではヘアーグラスをメインとしていましたが、もう少し軽やかで明るい印象を与えたかったため、後にウォーターローンに変更しています。
細かな葉を密に茂らせるウォーターローンは、前景の下草として使いやすい水草です。高い密度で生長するため、底床を緑のカーペットのように覆うことができます。
この水景では、石の手前を中心に植栽し、低い位置に緑のボリュームをつくりました。初期の植栽ではヘアーグラスをメインとしていましたが、もう少し軽やかで明るい印象を与えたかったため、後にウォーターローンに変更しています。

BIO みずくさの森 グロッソスティグマ
生長が早く、育成しやすい前景草の代表種です。匍匐するように生長しながら底床を覆っていくため、石組の足元を緑でつなぐような使い方に適しています。
今回は、ウォーターローンと組み合わせて植栽しました。異なる姿の水草を組み合わせることで、下草部分に視覚的な変化が生まれます。
生長が早く、育成しやすい前景草の代表種です。匍匐するように生長しながら底床を覆っていくため、石組の足元を緑でつなぐような使い方に適しています。
今回は、ウォーターローンと組み合わせて植栽しました。異なる姿の水草を組み合わせることで、下草部分に視覚的な変化が生まれます。
管理・育成のポイント


水草の密度のコントロールと藍藻対策
石組レイアウトでは、石の存在感を生かすために、水草をどこまで茂らせ、どこに空間を残すかが重要になります。この水景は、草丈の高くなるロングヘアーグラスを背景に密生させるのではなく、植栽する場所と空間をランダムにつくりました。水草の間から石が見えることで、石組の力強さを保ちながら、ロングヘアーグラスの合間を魚が泳いでいくような爽やかさをイメージしています。
一方で、水草が過度に密生すると、底床付近の通水性が低下し、藍藻などの藻類が発生しやすくなる場合があります。この水景でも藍藻の発生が見られたため、発生箇所を狙って「フィトンギット・ゾル」を使用しました。
「フィトンギット・ゾル」は、殺菌成分を含む植物抽出物を主成分とし、粘性を持たせることで添加した場所に成分が留まりやすく、藍藻の増殖を抑制することを目的とした添加液です。
藍藻が発生した場所にピンポイントで添加することで、レイアウト全体への影響を抑えながら、問題箇所の改善を図りました。
石組レイアウトでは、石の存在感を生かすために、水草をどこまで茂らせ、どこに空間を残すかが重要になります。この水景は、草丈の高くなるロングヘアーグラスを背景に密生させるのではなく、植栽する場所と空間をランダムにつくりました。水草の間から石が見えることで、石組の力強さを保ちながら、ロングヘアーグラスの合間を魚が泳いでいくような爽やかさをイメージしています。
一方で、水草が過度に密生すると、底床付近の通水性が低下し、藍藻などの藻類が発生しやすくなる場合があります。この水景でも藍藻の発生が見られたため、発生箇所を狙って「フィトンギット・ゾル」を使用しました。
「フィトンギット・ゾル」は、殺菌成分を含む植物抽出物を主成分とし、粘性を持たせることで添加した場所に成分が留まりやすく、藍藻の増殖を抑制することを目的とした添加液です。
藍藻が発生した場所にピンポイントで添加することで、レイアウト全体への影響を抑えながら、問題箇所の改善を図りました。































