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NATURE AQUARIUM GALLERY #12 「流禅」

aquajournaljpWEBアクア・ジャーナル編集部
ネイチャーアクアリウム・ギャラリーでは、日々水景の制作やメンテナンスが行われており、ネイチャーアクアリウムのノウハウが培われています。WEB AJ「NATURE AQUARIUM GALLERY」では、ADAのメンテナンススタッフにインタビューを行い、ネイチャーアクアリウムの作例と、ADA製品を使用した管理・育成のポイントを紹介していきます。
有茎草と川石による初夏の爽やかさを感じる新鮮な水辺表現
[ 流禅 ]
ブランチウッドのうねる流れとその動きを活かすように、川石であるガットストーンを用いてレイアウトを構成した。そうした流れの方向性を意識した配置により、自然な動きと奥行きを演出している。川石は川縁の雰囲気を意識し、水景の良いアクセントにもなるように配石している。有茎草で浅瀬を抽象的に表現し、オープンスペースとの対比でメリハリと広がりを加え、シンプルで爽やかな水景に仕上げた。
DATA
制作日:2025年8月12日
撮影日:2026年1月15日
制作:荒木 大智(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:キューブガーデン W1,200×D500×H500(mm)
照明:ソーラーRGBⅡ×2(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルター ES-1200(バイオリオG)
素材:ブランチウッド、ガットストーン、ブルックサンド(KUMU SA-07)、フラットリバーグラベル S(KUMU GR-01)
底床:アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスM、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2:パレングラス・ビートル 40Ø、CO2ツイストカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L

水草
佗び草 有茎草MIX(赤系)
佗び草 かれん
シペルス・ヘルフェリー
エレオカリス・ビビパラ(BIO)※
クリプトコリネ・スピラリス カウディゲラ(BIO)※
エキノドルス・テネルス・マディラ(BIO)※
レプトキルス・トライデント
ブセファランドラ・シンタン
ウォーターフェザー
プレミアムモス(BIO)※
ウィローモス(モスバッグ)※

魚種
ジャックナイフテトラ
サイアミーズ・フライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ

※はADA生体製品ラインナップです。

植栽・制作のポイント
素材の個性を活かした三角構図
印象的なうねりを持つ「ブランチウッド」を主軸に、力強い質感の「ガットストーン」を大小さまざまに組み合わせた三角構図を構築しました。化粧砂との敷き分けや配石は緻密につくり込みすぎず、直感を重視して一気に仕上げています。石の輪郭をぼかすモスや砂利は最小限に抑え、素材そのものが持つ表情を際立たせました。

 
佗び草 有茎草MIX(赤系)の活用
「佗び草 有茎草MIX(赤系) 90Ø」は、水中で赤く発色する複数の有茎草が混生しており、レイアウトにおける色彩のアクセントに活用できます。単なる彩りだけでなく、構図全体のバランスを整える際にもおすすめです。
本レイアウトでは左奥に配置することで、水中から陸地へとつながるような印象を与え、浅瀬の雰囲気も演出しています。

 

管理・育成のポイント
トリミング後の添加液で水草の状態を整える
「佗び草 有茎草MIX(赤系)」に含まれるルドウィジアやロターラの色彩を活かすため、他の種類の水草が優勢になりすぎないよう、継続的に細かな摘み取りを行いました。生長の早い種類を抑えつつ、緩やかに育つ種類を守るように管理することで、全体のバランスを維持しています。
植栽から撮影までの過程では差し戻しは行わず、トリミングのみでコンディションを整えた結果、佗び草ならではの自然な表現を引き出すことができました。
さらにトリミング後には「グリーンゲイン・プラス」と「ECA・プラス」を添加することで、頂芽の白化を抑えつつ、新芽の展開を促進してコンディションを整えることができました。

グリーンゲイン・プラス 製品情報
ECA・プラス 製品情報

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