ADA

ネイチャーアクアリウム クロニクル 2016-2021

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部

ADAの新たな光


2016-2018
2016年~2018年のこの時期は、ADAにとって新たな光が差し込んだ年代と言える。2016年、水草の育成と観賞に最適な波長分布を実現した新たなフラッグシップとなる照明器具「ソーラーRGB」発売。水草育成用照明器具としては世界に先駆けてRGB LEDを採用し、その最適化された波長によって水草をより鮮やかに照らし、水景の印象をワンランクアップさせた。翌年、水槽の背面からLEDを発光させてバックライト効果を持つ「ライトスクリーン」を発売。この2つの照明器具は、水景を美しく演出するために効果を発揮し、今ではADAが行うネイチャーアクアリウム展示イベントでは欠かせないアイテムとなっている。また、2017年には、「ネオグラス」シリーズを皮切りに、水と緑の自由な楽しみ方を提案する新ブランド「DOOA」が誕生。ブランド・ポジショニングは「ADA NATURE AQUARIUM」と横並びであり、二大ブランド体制となる。そして、アマノイズムは5人の水景クリエイターに受け継がれ、ブランニューADAとして新たなるスタートを切った。
こうしたグラデーションブルーなどの撮影演出をヒントにライトスクリーンが開発された。
水槽 W180×D60×H60(cm) / 撮影日 2017年10月 / 制作 本間 裕介
新たにRGB LEDを採用したソーラーRGB。最適化された分光分布によって、水の透明感は増し、水草の緑と赤をよりいっそう輝かせる。
水槽 W120×D45×H60(cm) / 撮影日 2017年10月 / 制作 荒木 大智
2016年、ADA水景クリエイターが誕生。各自の感性で自然を解釈し、ネイチャーアクアリウムの魅力を伝えていくことが使命。
水槽 W180×D60×H60(cm) / 撮影日 2018年6月 / 制作 井上 大輔

変わらないもの変えていくもの


2019-2021
ここ数年、「アクアスカイRGB」、「メタルキャビネット」、「パワーコードS-70」などの新製品が相次いで発売され、その誕生からネイチャーアクアリウムを本気で楽しむためのブランドとして自己革新を続けてきた「ADA NATURE AQUARIUM」はさらにスマートに、そして洗練されていく。一方、新ブランドとして産声をあげたばかりの「DOOA」では、「水草ミストウォール」の登場によってネイチャーアクアリウムを原点としたスタイルの可能性を広げることに挑戦。そのシステムは、後に誕生する「ネイチャータワー360°」のベースとなる。その他にも、「システムパルダ」、「ガラスポット SHIZUKU」をはじめとしたパルダリウム関連製品がラインナップに加わり、「DOOA」シリーズの充実が図られた。それに伴い、生体製品では「ジャングルプランツ」シリーズが誕生。今後も魅力的な種類が続々と登場していく予定だ。この30年間でADA製品やその水草育成システムは時代とともに変化してきた。しかし変わらないものもある。それは、ネイチャーアクアリウムを通じて植物の魅力や楽しみ方を伝えていきたいという気持ち、そして自然を慈しみ「自然から学ぶ」という姿勢である。これからも、ADAは理想に向かって歩み続ける。
ADA水景クリエイターによるネイチャーアクアリウムの新作の一つ。この先も変わらずに創り続ける。
水槽 W180×D60×H60(cm) / 撮影日 2021年11月 / 制作 内田 成
ネイチャーアクアリウムから発展し壁面スタイルでレイアウトを楽しむための水草ミストウォール。シダ、ラン、コケなどの着生するジャングルプランツの育成も可能。
水槽 W90×D45×H45(cm) 水草ミストウォール 90 (DOOA) / 撮影日 2019年2月 / 制作 岩堀 康太

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