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MINI NA_03 「小さくても本格的という水槽システムの選択」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
小さくても本格的という水槽システムの選択
経験者の方にはご理解いただけると思うが、小型水槽で水草を繁茂させ、維持管理することは簡単ではない。新登場のミニNAセット150は、ADA伝統のネイチャーアクアリウム・システムをベースとしているが、水量5Lにも満たない超小型水槽で、ろ過槽を使用せずに水槽内で水を循環させることで、微生物と水草の浄化能力だけで環境を維持しようというコンセプトのシステムである。見た目こそ小さくて簡単そうだが、実はかなりの水槽管理能力が要求されると思っていただいた方がいいだろう。このシステムで特徴的な専用グッズが、CO2添加器具のベルグラス・ミニ(以下ベルグラス)だ。CO2システム74-DAよりCO2を連続的に供給し、ベルグラス内に貯蓄されたCO2が水と触れてゆっくりと溶け込む方式である。それゆえにベルグラスの周囲に水流が当たった方がCO2拡散効率は良くなる。気になるのはその添加量だが「3秒間に1滴」が平均的な目安になる。なお、ベルグラスの貯蓄部から頻繁に大きなCO2の気泡が水面に向かって出てしまうようなら、添加過多でCO2が無駄になるので注意しよう。さて、改めてミニNAセットを眺めてみると、ステンレス製のメタルカバーとベースに収まり、CO2システムを備えた姿は、小さいながらもリビングやデスク周りでの存在感はなかなか大きい。だからこそ、水景をきっちりと仕上げ、格別なアクアインテリアとして家族の賛同を得ることをおすすめしたい。
DATA
撮影日 2024年3月8日
水槽 キューブガーデン W150×D150×H220(mm)
照明 マグネットライト G スリム(1日8時間30分点灯)
ろ過 ストリームポンプ ミニ
素材 ホーンウッド
底床 アクアソイル-アマゾニア Ver.2、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 CO2システム74-DA、ベルグラス・ミニで3秒に1滴(タワー使用)
添加剤 ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水 1週間に1度 1/2
水質 水温25℃ pH:6.2 TH:50mg/L
その他 メタルカバー・ミニ、メタルベース・ミニ
超小型水槽のためCO2を微細な気泡にして水に溶け込ませる方法だと、CO2過多を引き起こしやすい。また、水槽が小さいため微細なCO2の気泡が水中に忙しなく漂って観賞を妨げることも問題となる。それらを解決したのがベルグラスである。
植物
❶ルドウィジアsp. スーパーレッド(BIO)※ ❷ミリオフィラム sp. ガイアナドワーフ(BIO)※ ❸パールグラス(BIO)※ ❹アヌビアス・ナナ プチ(BIO)※ ❺ロターラ・インディカ(BIO)※ ❻エキノドルス・テネルス ブロードリーフ(BIO)※ ❼クリプトコリネ・パルバ その他

魚種
ヤマトヌマエビ

※はADA生体製品ラインナップです。

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