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Green Lab. #15 [ 緋の庭 ]

aquajournaljpWEBアクア・ジャーナル編集部
Green Lab.ではパルダリウムやテラリウムの作例をもとに、つくり方や植物にまつわるノウハウをご紹介していきます。
[ 緋の庭 ]
タンクブロメリアのネオレゲリアを主役とした本作は、石灰質系の石材「ライケンストーン」を組み合わせることで、自生地を思わせる景観を表現した。植栽した3種類のネオレゲリアは、それぞれ異なるサイズや葉色を持ち、作品全体に奥行きと彩りを与えている。制作から半年以上が経過し、各株は順調に子株を増やしている。長期維持を前提として植栽エリアにはあえて余白を残し、今後は株分けを行いながら群落を広げていく予定だ。また、ティランジア・イオナンタの開花が作品に華やかさを添え、観賞性だけでなく植物を育てる楽しさも感じられるレイアウトとなった。

撮影日:2026月6月16日
制作:内田 成(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:ネオグラスパルダ 600
照明:パルダライト Ⅱ 600(1日8時間点灯)
底床:トロピカルリバーソイル、ブロンドサンド(KUKU  SA-05)
素材:ライケンストーン、ブランチウッド
給水:ハンドスプレーで湿度60〜70%に調整
排水:排水パーツで1〜2週間に1度程度
湿度管理:サーキュレーションファン 40で毎時5分間

植物
ネオレゲリア hyb.
ネオレゲリア・アトランティス
ネオレゲリア・ドゥングシアナ
ピレア・インボルクラタ
セラギネラ・エリスロプス
セラギネラ・ピクタ
ティランジア・イオナンタ
ティランジア・イオナンタ ‘クンゾウ’
ハイゴケ
カモジゴケ
ホソバオキナゴケ

【管理・育成のポイント】
セラギネラやコケ類の湿度管理は、ネオレゲリアのタンクへ散水する際に広角でミスティングを行うことで、水分量を調整している。「パルダライト Ⅱ」の光量は3段階中の強〜中に設定し、強光を好むネオレゲリアやティランジアの光合成を十分に促すことができた。
 
【ティランジア・イオナンタ ‘クンゾウ’】
小型で扱いやすく、銀緑色の葉が美しいティランジアです。開花期になると葉が赤く染まり、紫色の花を咲かせます。今回はブランチウッドに株を配置し、自生地で自然に着生しているような雰囲気に仕上げました。小さな植物ですが、開花期に鮮やかな色が加わることで、レイアウトの中でもよいアクセントになります。

 
【ネオレゲリア・アトランティス】
葉がロゼット状に広がり、赤みを帯びた葉色が美しいネオレゲリアです。葉の中心に水をためる「タンク」を持つブロメリアの仲間で、育成の際はこのタンクに水をためておくことがポイントですが、長く水をためたままにせず、ときどき新しい水に入れ替えることで、植物を健やかに保つことができます。葉色をきれいに出すには、明るい環境で育てることも大切です。

 
【ネオレゲリア・ドゥングシアナ】
深い赤紫色の葉が印象的なネオレゲリアです。細長い葉が放射状に広がるため、株が大きくなると存在感が増し、レイアウトの中でも目を引く植物です。今回は背景に配置し、ブランチウッドやライケンストーン、周囲の植物との色の対比を意識しました。「パルダライト Ⅱ」の光が当たることで葉の色がより鮮やかに見え、レイアウトの中でもひときわ存在感のある植物となっています。

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