REPORT 2026.07.03
CELESTA SADO & Nature Aquarium Expedition Tour
アクアデザインアマノの30年以上におよぶ経験をもとに、⽇本各地の豊かな景勝地や⼿つかずの⾃然をめぐり、「⾃然から学ぶ」ネイチャーアクアリウムの哲学に触れる特別ツアーとして5⽉30⽇(⼟)- 6⽉5⽇(⾦)の⽇程で、第⼀回ツアーとして、「CELESTA SADO & Nature Aquarium Expedition Tour」が開催され、アメリカ、カナダ、ポルトガル、インド、⽇本と国籍が異なり、様々なバックグラウンドをもつ8名の参加者でツアーを催⾏しました。

世界各地からこのツアー企画を⾒て参加いただいた⽅々。⽂化や習慣も違い、⾷事への希望も様々な中で、ツアーを開始したのですが、そうした⼼配は、初⽇の東京・すみだ⽔族館訪問の段階でほぼなくなり、⾃然⽔景の展⽰の前でのガイドの本間や、メンテナンススタッフからの説明にさらに突っ込んだ⽔景への質問が多く寄せられ、初⽇から打ち解けた雰囲気の中でツアーを始めることができました。

ADA ⽔景クリエイター・本間裕介のガイドのもと、ツアーの訪問地は、故天野尚が残した⾜跡を辿りながら、所縁の場所や、関わりのあった⼈たちから直接話を聞く体験など、CELESTA ツアーならではの構成となっており、東京、佐渡、新潟・村上、それぞれの場所を巡りながら、WEBの情報だけでは伝えられない、気候、⾵⼟、⾃然⾵景、⾵の匂い、現地の⼈たちとの関わり。極上の宿や⾷事と相まって、参加者共通でもつネイチャーアクアリウムへの熱い思いが⾔語や、国籍の壁を取り払い、7⽇間のツアーを通じて、ツアー参加者が同じ時間と体験を共有し、滞在を満喫いただけたのではないでしょうか。

⽇本最⼤の離島である佐渡は、北部の⼤佐渡、外海府海岸を中⼼に海岸段丘、海⾷崖といった特徴的な海岸線に、奇岩が連続する⾵景が続き、こうした⾃然⾵景が⽯組レイアウト創造に⼤いに参考になります。また⼤型哺乳動物(クマ、シカなど)の⽣息がない佐渡では、貴重な⼭野草、⾼⼭植物が⾷害にあうことなく、⾃然豊かな植物が残っています。また佐渡の⽔⽥では、特別天然記念物の⿃、トキと共⽣する環境を⽬指して、除草剤や、農薬を極⼒使わない稲作を進めています。天野尚の写真集「佐渡-海底から原始の森へ」で紹介された、佐渡の巨⼤杉林や、ドンデン⼭でのトレッキング。太古の時代、⽕⼭活動により地表近くでマグマが固まってできた標⾼167m の⼀枚岩、⼤野⻲に咲く、トビシマカンゾウの群⽣地など多くの出会いと発⾒の旅にすることができました。



こうした佐渡の⾃然との対話や、新潟県でも北部に位置する、禅寺の古刹、大葉山普済寺では、精進料理を味わい、座禅を体験し、庭園を鑑賞しました。そこでは、⾃然の情景を作庭に取り⼊れる考え方に触れるとともに、禅宗が⽇本の美術・芸術、⾷(精進料理・懐⽯料理)、⾐服、芸道(茶道、書道など)、さらには美意識(侘び寂び、幽⽞)や日本人の感性にまで影響を及ぼしていることを学びました。こうした体験を通して、参加者にとっては多くの⽰唆に富んだ7⽇間になったことと思います。



ツアーの後半は、新潟のADA ネイチャーアクアリウムギャラリーでの研修。
水景クリエイターの本間による、佐渡の自然風景を切り取った1200mm水槽制作のデモンストレーションや、参加者による600mm水槽の石組レイアウト制作のワークショップ。
天野 尚邸にて4m⽔槽を鑑賞しながら昼⾷を楽しむなど、CELESTA ツアーならではの特別な体験もあり、会社近くの鎧潟の⼲拓地を⾒下ろす川の堤防からは、天野尚が少年時代に遊びまわった往時に思いを巡らせることができたことは、⼤変ツアー主催者としてもうれしく思います。
水景クリエイターの本間による、佐渡の自然風景を切り取った1200mm水槽制作のデモンストレーションや、参加者による600mm水槽の石組レイアウト制作のワークショップ。
天野 尚邸にて4m⽔槽を鑑賞しながら昼⾷を楽しむなど、CELESTA ツアーならではの特別な体験もあり、会社近くの鎧潟の⼲拓地を⾒下ろす川の堤防からは、天野尚が少年時代に遊びまわった往時に思いを巡らせることができたことは、⼤変ツアー主催者としてもうれしく思います。






ツアーの締めくくりとして、気持ちの良い6月の日差しの中、参加者の皆さんにADA本社の庭に、植樹をしていただく機会を設けました。天野尚がこの森に託した想いを受け継ぐ形で、ヤマザクラ、アオダモ、ナナカマド、ヤマボウシなど新潟に自生する樹種を植え、実際の庭の土に触れることで、森を作った天野の軌跡に思いを馳せることができたのではないでょうか。

CELESTA では、秋の「UONUMA & Iwagumi Masterclass」ツアーに続いて、来年以降も新たなツアー企画に向けて準備をしております。天野尚が旅した場所を巡り、ネイチャーアクアリウムへとつながる思索の旅へ出かけてみませんか。
















