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リスボン便り -ポルトガルの海-

リスボン便り -ポルトガルの海-

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
こんにちは。リスボン駐在スタッフの柴田です。

おかげさまで、この夏も多くの方々にリスボン海洋水族館の40mネイチャーアクアリウム「水中の森」をご覧いただいています。原寸大の川とその生態系を表現したこの水景は、大変魅力あふれるものとなっていますが、水中の森が展示されているこのポルトガルという国自体も、多くの魅力であふれています。

そのなかでも、水中の森のような川の生態系も含めるすべての生物の原点である「海」が最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。
ポルトガル南部・アルガルベ地方の砂浜。
 

ポルトガルという国名の由来となっている都市ポルトの名は「港」という意味を持っているほど、この国は海とともに繁栄してきました。

今回は、夏の休暇シーズン真っ只中にあるポルトガルの海が持つ魅力をいくつかご紹介したいと思います!

 

 
1つ目は、国内外の多くの人々が夏の休暇を過ごすために訪れるビーチ。

ポルトガルの海岸はその大半を全長850kmの1つのビーチが占めています。日の光で金色に輝く砂浜や、崖や岩場に囲まれた大小さまざまな入江はとても美しい景観をつくり出しています。

ポルトガル南部のアルガルベ地方は2013年にヨーロッパ最優秀ビーチリゾートを受賞するほどに質の高いリゾート地であり、反対に、アレンテージョ地方には手付かずの自然なままのビーチがあったりと、多様な景観のビーチが存在するので観光客は思い思いの方法で休暇を過ごすことができます。

 
続いて2つ目は、海流が作り出す波。
ポルトガルの海は有数のサーフィンスポットとしても知られています。

エリセイラはヨーロッパで1番、世界でも2番目のサーフィンスポットで、毎年世界に名を馳せるプロサーファーたちが集まり、世界屈指のサーフィンの大会も開催されています。

リスボンから北に位置するナザレでは、2011年に78フィート(約23m)の波を、2017年には80フィート(約24m)の波をライドしたプロサーファーの方々がおり、それぞれ当時のギネス世界記録を更新しました。

 

 

これまで海の外側についてお話しさせていただきましたが、もちろん海中においても眼を見張るものがあります。

多様な生物が見られるポルトガルの海には、人気のダイビングスポットも点在しています。

私も後輩スタッフと共に、現地の水族館スタッフに連れられてダイビングスポットの1つであるセジンブラの海に数回潜りましたが、海中では、多種多様な魚たち、洞窟や岩がつくる景観、さらには大航海時代の船の残骸などが、とても幻想的な姿で迎えてくれました。
潜るたびに新しい発見がありますので何度でも海中を探索したくなります。海の恩恵を受け、たくさんの魅力を持つ国ポルトガル。

旅行に訪れた際にはリスボン海洋水族館とあわせてこの海を満喫されてはいかがでしょうか。

 

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