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TOP OF THE WORLD 2019 #04

TOP OF THE WORLD 2019 #04

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
世界72の国と地域から1,867作品のご応募をいただきました「世界水草レイアウトコンテスト2019」。TOP OF THE WORLD 2019では、その上位作品となるトップ7の作品をレイアウト制作者のインタビューとともに特集いたします。


THE INTERNATIONAL AQUATIC PLANTS LAYOUT CONTEST 2019
世界ランキング4位
SILVER PRIZE
マーシャル・ハーベイ
フランス/ガーディアンズ

Aquarium Size W120×D50×H50(cm)

水草


ボルビティス・ヒュデロッティ/ミクロソラム・トライデント/ナンゴク・デンジソウ/クリプトコリネ・ペッチー/クリプトコリネ・ウェンティ/クリプトコリネ・アルビダ・ブラウン/パールグラス/ブセファランドラ/ウォーターフェザー/ホウオウゴケの一種/リカルディア・グラエフェイ/ロターラ・ロトンディフォリア/カリコステラsp.の一種/アヌビアス・ナナ プチ/南米ウィローモス/フレイムモス

魚種


グリーンネオン・テトラ

Interview with the Silver Prize Winner
経験がどうであれ新しい発見を与えてくれるのがこの趣味の魅力です。

Profile
年齢/45歳
職業/生物学者
アクアリウム歴/10年
その他の趣味/ハイキング、トレッキング、DIY
過去の受賞歴/
IAPLC2015 27位
IAPLC2016 13位
IAPLC2017 15位
IAPLC2018 58位

AJ 今回の作品の発想はどこから得たものなのでしょうか。


常に私は既存の風景を再現しようとするのではなく、自然の中で見つけた構図用の素材からレイアウトの基礎をつくります。面白い質感や動きからインスピレーションが湧き、それを水景で形にしようと試みます。今年、私は素晴らしく細やかな根を見つけ、それが非常に強い構図の線となり、細かさと質の高さが非常に有機的な表現となることがわかりました。また、私はインパクトと深みのあるダイナミックなものを制作しようとしていました。着生植物を主とした植栽は構図をよくみせるためで、当初の意図であったダイナミックさを強調しようと思いました。私がこの方法で特に気に入っているのは、レイアウトが水上世界のように見えることです。

AJ 水草レイアウトの一番の魅力とは何ですか。


私はアクアスケーピングの技術と創造性の両方が好きです。小さな生態系を観察し、できるだけバランスのとれた健康的なものにしていくことを楽しんでいます。創造性の面で言えば、家で窓から自然がつくる景色をみることもできますが、自分が思い描く景色を自然から学んで水槽の中に創造することもできるのです。アクアスケーパーとしての経験がどうであれ、毎回新しい発見を与えてくれるのがこの趣味の魅力です。

AJ 今後、制作してみたい水景はありますか。また、この趣味に関連した達成したいことや夢はありますか。


将来も私が大事にしている水景のようなものをつくり続けていきたいと思っています。現在、私は新しいハードスケープに取り組んでおり、植栽のアイデアをいくつか持っています。アクアリウムの趣味における夢といえば、IAPLCのトップ7にランクインすることもその1つでした。
ダイナミックさの強調を意識した構図。

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