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水景ワード Keyword 04 「水草の配植」

水景ワード Keyword 04 「水草の配植」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
美しい水景をデザインするためには、基本となるポイントがあります。このコーナーでは、それらをキーワードとして取り上げ、水景クリエイターが解説していきます。水景の理解を深めていきましょう。
水草には多くの種類があり、生長する高さや葉の大きさ、色彩などにバリエーションがあります。さまざまな種類を使うことで水景が華やかになり、明るい雰囲気をつくり出すことができます。それぞれの個性を活かす植栽を心がけることこで、細かい部分を見たときに楽しさがあったり、見所をつくったりすることができます。

葉の大きさでの表現

水槽サイズ/W90×D45×H45(cm)
周囲の水草との対比
水景の重心に葉の大きい赤系の水草を植えることで全体のバランスを整えています。水景を見たときにアルテルナンテラ・レインキーミニに目が行き、奥に視線が抜けることで奥行き感を演出する役割も果たしています。

葉の色での表現

水槽サイズ/W60×D30×H36(cm)
補色効果で引き立つ色
色彩の違いを活かして配植する方法です。赤系の水草のサイドに緑系の水草を配置し、色合いを際立たせます。色の対比が視覚効果を生み、互いの色を引き立てあい赤系の水草の印象が強くなります。

混生での表現

水槽サイズ/W150×D60×H60(cm)
さまざまな種類の水草が混在する自然感
水草をあえて群生させずに、雑然とした配植を行った水景です。生長した際の高さにも差がでるように植え、そろえすぎないことを意識します。葉の大きさや色合いの変化をつけるルールは守りつつ、さまざまな色の有茎草をバラバラに植えることで自然感を出す技法です。制作者の持つ個性や感性が重要となってきます。

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