ADA

NATURE IN THE GLASS 「集い岩」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
[ 集い岩 ]
自然風景でも見られる岩石群をモチーフとしつつも特定の風景から構築するのではなく、過去に制作した「支え岩」「結び岩」の龍王石を使用した石組レイアウトの連作の一つとして制作。先の2水景の世界観との関連性も意識した配石に挑戦した。迫力のある龍王石の特徴を生かして、縦方向に伸びた巨石が集い合っているかのように見えるバランスで整えている。龍王石と明るい色の水草が合わさり、迫力と彩りが共存する水景に仕上がった。
ⒸAQUA DESIGN AMANO

DATA


撮影日 : 2022年3月31日(ADA)
制作 : 内田 成(レイアウト制作・文)
水槽 : キューブガーデン W120×D50×H50(cm)
照明 : ソーラーRGB ×2(1日8時間30分点灯)
ろ過 : スーパージェットフィルターES-1200(バイオリオG)
素材 : 龍王石
底床 : アクアソイル-アマゾニア Ver.2、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、クリアスーパー、トルマリンBC
CO2 : パレングラス・ビートル40Ø、CO2ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR : リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤 : ニュートラルK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン
換水 : 1週間に1度 1/2
水質 : 水温25℃ pH:6.8 TH:50mg/L
水草 :
BIO グロッソスティグマ
BIO キューバ・パールグラス
BIO ニューラージ・パールグラス
BIO ヒドロコティレ・ミニ
BIO ピグミーマッシュルーム
BIO シペルス・ヘルフェリー
BIO リシア
BIO アラグアイア・レッドシャープリーフ・ハイグロ

魚種 :
レインボー・テトラ
サイアミーズ・フライングフォックス
オトシンクルス
ヤマトヌマエビ

龍王石の石組レイアウトとしての連作水景

作風確立に向けて
石組レイアウトは親石の存在感と副石、捨て石といった配石手法によって水景ごとに世界観がつくり上げられる。本水景ではタイトルの通り龍王石たちがあたかも家族のように集っている、そんな見え方も狙った構図骨格を試みた。重心位置のバランスや水の流れ、遠近感といった石組水景で大切となる要素を押さえつつ、これまで制作した水景と併せて個性ある水景の型(世界観)の構築を目指している。
「集い岩」
2022年3月31日 撮影
「支え岩」
2021年9月1日 撮影
「結び岩」
2020年2月14日 撮影
石群とそこに息づく生き物たち
グロッソスティグマやリシア、ヒドロコティレ・ミニなどの草丈の低い水草を選定して全体に植栽し、ポイントで赤色の水草を混ぜる配植を行った。明確に植え分けず、複数の水草を混植することで単純な水草配置にならないよう意識している。石群の周りや彩の絨毯の上をレインボー・テトラがヒラヒラと優雅に泳ぐ。
ⒸAQUA DESIGN AMANO

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