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「ラゲナンドラの魅力」PART 1

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部

水上葉での栽培や蒐集も楽しいラゲナンドラの魅力


ラゲナンドラは、同じサトイモ科のクリプトコリネと同様に、葉の形や色が異なるたくさんの種類があります。ここでは、定番種から珍種まで、水上葉で栽培した姿を紹介しましょう。素焼きの鉢などに植えて水上葉で栽培する場合、水槽に入れて鉢が半分程度水に浸るくらいに水を張り、フタをして水槽内の湿度を保つのがポイントです。栽培に照明は必要ですが、陰生水草なのでやや弱めの照明が適しています。水中でも水上でも、クリプトコリネよりも育てやすいのがラゲナンドラの特徴です。
ラゲナンドラ・ミーボルディ・ヴィネイチャンドラ
Lagenandra meeboldii ‘Vinay chandra’
赤く長葉になるタイプのミーボルディ。健康な水中葉は緑から赤へと角度によって見え方が変わる。

 
ラゲナンドラ・ミーボルディ・ブリーディング・ハート
Lagenandra meeboldii ‘Bleeding Heart’
ミーボルディ・レッドよりも模様が強く出る。他のミーボルディに比べると葉先は丸くなりやすい。

 
ラゲナンドラ・スワイテシー
Lagenandra thwaitesii
葉に銀縁を持つスリランカ原産の美種。水中向きではないため、水草ウォールなどで楽しみたい。

 
ラゲナンドラ・トキシカリア・レッド
Lagenandra toxicaria ‘Red’
赤味を帯びた長葉を展開する大型ラゲナンドラ。ルビンハイレッドの名で流通する種類と酷似する。

 
ラゲナンドラ・トキシカリア
Lagenandra toxicaria
緑の長葉を持つ大型ラゲナンドラ。水中育成も可能だが、存在感があるため大型水槽がオススメ。

 
ラゲナンドラ・ナイリー
Lagenandra nairii
インド南西部に自生する深緑のラゲナンドラ。水中では矮小化する傾向が強く、抽水や水上に向く。

 
ラゲナンドラ・ミーボルディ・レッド
Lagenandra meeboldii ‘Red’
赤葉のミーボルディで独特の模様が出る。耐陰性は高いが、水中で暗い環境だと緑色になりやすい。

 
ラゲナンドラ・ミーボルディ・グリーン
Lagenandra meeboldii ‘Green’
耐陰性が高く、光が届きにくい流木の根元などで重宝する。水上葉は深い緑葉だが、水中葉はやや明るい葉色になる。

 
ラゲナンドラsp. シルバー
Lagenandra sp. ‘Silver’
グリーンの長葉にいぶし銀のような模様が入る。水中葉では、銀の模様が消えてしまうこともある。

 
ラゲナンドラ・ケラレンシス・グリーン
Lagenandra keralensis ‘Green’
深緑の葉の葉脈沿いがピンクになる珍種のケラレンシス。育成環境によってピンクの輝きが消えてしまう個体もある。

 
ラゲナンドラ・ケラレンシス
Lagenandra keralensis
水中でも育成可能だが、生長が緩やかでスポット状の藻類が付きやすいため、オトシンクルスは必ず水槽に入れておきたい。

 
ラゲナンドラ・オバタ
Lagenandra ovata
ラゲナンドラの中で最も大型になる種類。真価を発揮させるにはオープンアクアリウムがオススメ。

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