HOW TO 2020.03.13
「ラゲナンドラの魅力」PART 2
水際に生きる玄人好みの水草
ラゲナンドラの仲間は、色彩的なインパクトや特徴的な葉形こそありませんが、長くじっくりと付き合うことでその魅力を感じることができる水草です。クリプトコリネと同じサトイモ科の水生植物であるため、一見すると玄人向けの雰囲気を漂わせていますが、クリプトコリネよりは葉が溶けにくく、育成条件にもうるさくなく非常に丈夫であるため、初心者の方にこそ楽しんでいただきたいオススメの水草なのです。その多くはインドを中心とした南アジア分布しており、自生地では水位変動のある水際で群生していることから、アクアリウムだけではなくアクアテラリウムや湿度の高いパルダリウムなどでも活用できるオールラウンドプレーヤーです。
自生地で見る逞しい野生の姿
インド南西部の細流で見たL.オバタ。こうした浅瀬で群生していた。
サトイモ科の特徴である仏炎苞も魅力
仏炎苞は水上部で付け、その独特な形状は観賞価値も高い。(L.シルバー)
有茎草の影でひっそりと葉を広げる静かな存在感
強い光量を必要としないラゲナンドラはレイアウトでは”陰”を演出する。
飴色に輝くアジアの魚たちと相性は抜群
自生地に近い東南アジアから南アジア産の小型魚と組み合わせることで、より自然な雰囲気に。