PRODUCTS 2025.06.25
天野 尚オリジナルデザイン製品の魅力
ADAネイチャーアクアリウムの製品群には、発売から30年以上の歴史を持つ製品もあります。それらの製品の多くは、創業者である天野 尚自らがデザインを考案しており、今なお古さを感じさせない高いオリジナリティを有しています。この記事では、そんな天野 尚オリジナルデザイン製品の代表作である「CO2ビートルカウンター」、「カボーションルビー」、「APグラス」について詳細に紹介します。
CO2ビートルカウンター(1993年発売開始)

天野 尚の遊び心と匠の技から生まれた永遠のマスターピース。
CO2添加量を多く必要とする大型水槽向けのCO2用カウンターで、パレングラス・ラージ、パレングラス・ビートルと併用することを前提に設計している。大きめのCO2の気泡がらせん状に昇っていくため、添加量が多くてもカウントしやすいようになっている。その特徴的な板状のらせんは、ガラス加工が非常に難しく、熟練したガラス職人ならではの技が光っている。機能と遊び心を兼ね備えたデザインは、数あるネイチャーアクアリウムグッズの中で最も美しいガラス製品として高く評価されている。
CO2添加量を多く必要とする大型水槽向けのCO2用カウンターで、パレングラス・ラージ、パレングラス・ビートルと併用することを前提に設計している。大きめのCO2の気泡がらせん状に昇っていくため、添加量が多くてもカウントしやすいようになっている。その特徴的な板状のらせんは、ガラス加工が非常に難しく、熟練したガラス職人ならではの技が光っている。機能と遊び心を兼ね備えたデザインは、数あるネイチャーアクアリウムグッズの中で最も美しいガラス製品として高く評価されている。

カボーションルビー(1994年発売開始)

天野 尚の美学が凝縮した水槽を飾る小さな赤いジュエル。
プラスチックとシリコン弁から成る一般的な逆流防止弁は経年劣化があり、定期的な交換が必要となる。CO2添加システムで使用するにあたって、経年劣化がなく安定した性能を持つ逆流防止弁として1995年に開発、発売したのがこのカボーションルビーである。当初からガラス製の逆流防止弁としてアイデアが練られていったが、どのような素材と構造で水の逆流を防止するかが問題となっていた。と言うのも、ガラスの本体に球状のものを閉じ込めて水の逆流を止めるという構造を考えるならば、ガラスを加工する際にバーナーの火に耐える高耐熱性素材でなければならなかったからだ。そのためガラスよりも融点の高いいくつかの金属球などが試作されたが、どれも製品としての魅力に欠いていた。そんな試行錯誤の末に見つけ出した素材がルビーのような赤い天然鉱石だった。この赤い鉱石は高熱にも耐え、ガラスの中に封じ込めることも可能であったため、今の形にデザインされ製品化に至った。シンプルなガラスのフォルムと赤い鉱石が色彩的なポイントにもなり、ガラス工芸品のようにも見える特徴的な製品に仕上がっている。
プラスチックとシリコン弁から成る一般的な逆流防止弁は経年劣化があり、定期的な交換が必要となる。CO2添加システムで使用するにあたって、経年劣化がなく安定した性能を持つ逆流防止弁として1995年に開発、発売したのがこのカボーションルビーである。当初からガラス製の逆流防止弁としてアイデアが練られていったが、どのような素材と構造で水の逆流を防止するかが問題となっていた。と言うのも、ガラスの本体に球状のものを閉じ込めて水の逆流を止めるという構造を考えるならば、ガラスを加工する際にバーナーの火に耐える高耐熱性素材でなければならなかったからだ。そのためガラスよりも融点の高いいくつかの金属球などが試作されたが、どれも製品としての魅力に欠いていた。そんな試行錯誤の末に見つけ出した素材がルビーのような赤い天然鉱石だった。この赤い鉱石は高熱にも耐え、ガラスの中に封じ込めることも可能であったため、今の形にデザインされ製品化に至った。シンプルなガラスのフォルムと赤い鉱石が色彩的なポイントにもなり、ガラス工芸品のようにも見える特徴的な製品に仕上がっている。

APグラス(1993年発売開始)

天野 尚が追い求めた究極のフィット感と優しいフォルム。
手のひらにしっくりとなじむユニークなデザインが特徴のガラス製給餌器で、清潔な給餌が楽しく行える。そのデザインはもちろん天野 尚によるものであるが、初期モデルは天野自身の手のひらの大きさを基準に設計され、現行品よりもやや大き目だったことはADAオールドファンであれば周知のところ。APグラスはデザイン的な楽しさだけではなく給餌機能も十分考慮されており、先端がカーブした給餌口はフィッシュフードAPが水面に勢いよく落ちると沈みやすくなるため、その勢いを緩和する効果を果たしている。餌一粒の落とし方にもADAならではのこだわりがある。
手のひらにしっくりとなじむユニークなデザインが特徴のガラス製給餌器で、清潔な給餌が楽しく行える。そのデザインはもちろん天野 尚によるものであるが、初期モデルは天野自身の手のひらの大きさを基準に設計され、現行品よりもやや大き目だったことはADAオールドファンであれば周知のところ。APグラスはデザイン的な楽しさだけではなく給餌機能も十分考慮されており、先端がカーブした給餌口はフィッシュフードAPが水面に勢いよく落ちると沈みやすくなるため、その勢いを緩和する効果を果たしている。餌一粒の落とし方にもADAならではのこだわりがある。
