花を飾る場合、切り花か鉢植えが一般的です。今回は花を楽しむと同時に、より自然な姿を楽しめるレイアウトに挑戦しました。主役としたのは、ジャングルプランツのパフィオペディラムです。レイアウトは株元に膨らみを持つ個体を選んで流木に腰掛けるように植栽し、佗び草オーストラリアン・ヒドロコティレを3つ置いただけです。水やりはヒドロコティレに合わせ、水が溜まらず常にソイルが湿る程度に霧吹きをしています。パフィオペディラムは、ジュエルオーキッドとまではいきませんが、葉の独特な模様も目を惹きます。ランは花茎や葉に支柱を用いて仕立てるのが一般的ですが、ここでは自然のままに咲かせています。ただし、水槽には観賞面があるため、葉と花の向きを正面に向けるために、DOOAロゴのある正面から照明を当てて育成しました。結果的に葉は少しだけ傾き、花は正面からややずれましたが、これも“見返り美人”のようで魅力的です。

DATA
ネオグラス エア W20×D20×H8（cm）
ジャングルソイル
ジャングルベース

［植物］
佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ
パフィオペディルム・デレナティ

制作／岩堀 康太