Green Lab. #05 [ 林床に輝く宝石たち ]
Green Lab.ではパルダリウムの作例をもとに、つくり方や植物にまつわるノウハウをご紹介していきます。

[ 林床に輝く宝石たち ]
レイアウトの中心に据えたジュエルオーキッド、マコデス・サンデリアーナは、光沢ある葉脈が林床の小さな宝石のように静かに存在感を放つ。子株を伸ばしながら広がる姿には、時の流れを映す穏やかさがある。また、構成的には下層に重心を置き林床の密度を演出し、上層には佗び草マットのモスを配して余白の静けさを表現した。葉のフォルムが自然に浮かび上がるよう、光と影のコントラストにも配慮し、暖色系のソイルと石材で温もりある空間に仕上げている。
撮影日:2025月9月5日
制作:内田 成(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:システムパルダ 600
照明:パルダライト Ⅱ 600(1日8時間点灯)
底床:トロピカルリバーソイル、ジャングルボトム
給水:ミストフローボックスに2~3週間に1度
排水:高吸水スポンジで1週間に1度程度
湿度管理:高吸水スポンジで1週間に1度程度 サーキュレーションファン 40で毎時5分間
時間管理:パワーコード S-70
植物:
マコデス・サンデリアーナ
フィカス・プミラ・クエルシフォリア
ダバリア・トリコマノイデス
マルクグラビア・ウンベラータ
アクティニオプテリス・ラディアータ
ビオフィツム・センシティヴム
佗び草マット プレミアムモス
佗び草マット ピーコックモス
佗び草マット スパイキーモス
ハイゴケ
カモジゴケ
レイアウトの中心に据えたジュエルオーキッド、マコデス・サンデリアーナは、光沢ある葉脈が林床の小さな宝石のように静かに存在感を放つ。子株を伸ばしながら広がる姿には、時の流れを映す穏やかさがある。また、構成的には下層に重心を置き林床の密度を演出し、上層には佗び草マットのモスを配して余白の静けさを表現した。葉のフォルムが自然に浮かび上がるよう、光と影のコントラストにも配慮し、暖色系のソイルと石材で温もりある空間に仕上げている。
撮影日:2025月9月5日
制作:内田 成(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:システムパルダ 600
照明:パルダライト Ⅱ 600(1日8時間点灯)
底床:トロピカルリバーソイル、ジャングルボトム
給水:ミストフローボックスに2~3週間に1度
排水:高吸水スポンジで1週間に1度程度
湿度管理:高吸水スポンジで1週間に1度程度 サーキュレーションファン 40で毎時5分間
時間管理:パワーコード S-70
植物:
マコデス・サンデリアーナ
フィカス・プミラ・クエルシフォリア
ダバリア・トリコマノイデス
マルクグラビア・ウンベラータ
アクティニオプテリス・ラディアータ
ビオフィツム・センシティヴム
佗び草マット プレミアムモス
佗び草マット ピーコックモス
佗び草マット スパイキーモス
ハイゴケ
カモジゴケ
制作のポイント


① ベースづくり
ジャングルベースの上にトロピカルリバーソイルを敷きます。この段階で前後左右のソイルラインをまっすぐ整えておくと、完成時のクオリティが大きく変わります。
ジャングルベースの上にトロピカルリバーソイルを敷きます。この段階で前後左右のソイルラインをまっすぐ整えておくと、完成時のクオリティが大きく変わります。


② 配石する理想の構図シルエットをイメージしながらレッドラバストーンを石垣のように積み上げていきます。ソイルの暖色と石の赤みが調和し、自然な統一感が生まれます。


③ コルク素材の配置植物はあらかじめコルクにテララインで巻きつけておきます。水槽内の手が入りにくい箇所などの作業を減らすことでレイアウト精度を高めることができます。レッドラバストーンはコルクを支える役割もあるため、素材の形に合わせてパズルのように組み合わせていきます。


④ メインプランツの植栽構図がある程度まとまってきたら、コルクの隙間にジュエルオーキッドを配植。主役を明確にすることで、全体のバランスが整えやすくなります。

⑤ ソイル追加
素材の隙間に追加でソイルを流し込み、植物の根元をしっかりと埋めます。隙間を埋めることで、構図素材の固定も期待できます。
素材の隙間に追加でソイルを流し込み、植物の根元をしっかりと埋めます。隙間を埋めることで、構図素材の固定も期待できます。


⑥ 壁面の植栽
植物を巻きつけた佗び草マットを壁面に配置していきます。先ほど決めた構図に合わせて立体感を調節し、全体のバランスを整えます。

⑦ 仕上げ植栽最後にシダやコケなどを加え、全体を整えます。なるべく水苔やマットの人工的な部分を隠したいので植物を適所に配置していきます。