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知りたい、モスのこと「モス図鑑」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部

モス図鑑


一見しただけでは同じように見えるモスですが、実はバラエティ豊かで、間近で観察すると種類ごとにおもしろい特徴がある、奥深い魅力が詰まった陰生水草です。そんなモスの中から14種を、それぞれの活着方法に最適なグッズとあわせて紹介します。

…モスコットンがおすすめ
…テララインがおすすめ
…リシアラインがおすすめ
ウィローモス(ハイゴケ科)
ネイチャーアクアリウムでは定番のウィローモス。同名で呼ばれるものは複数種あるが、本種はキャラハゴケ(Taxiphyllum)属に分類される。おなじみモスコットンで巻きつけよう。
スパイキーモス(ハイゴケ科)
ウィローモスと同じキャラハゴケ属で、生長が早く活着力も強い。また、よく枝分かれして重なり合うように葉を展開するため、厚くなるのが特徴。先端形状により全体的にツンツンとした印象になる。

 
ピーコックモス(ハイゴケ科)
ライトグリーンの葉が特徴。多く使用しても水景が暗くなりすぎないので、明るい有茎草の群生と良くマッチする。水生ゴケの中でも健強種で、生長すると南米モス同様、三角形の茎葉体を形成する。

 
クリスマスモス(ハイゴケ科)
同名で流通しているものは数あるが、本種の特徴は鋭角な二等辺三角形を形成する点。乾燥に比較的強いので、テラテープを使用して水中とオープンエリアをつなぐモスとしてもおすすめ。
ウィーピングモス(ハイゴケ科)
匍匐しながらしだれるように生長する。それにともない、茎の先端に向かって密に葉をつけるので、ヘビーな雰囲気がある。流木との相性がいいので、鬱蒼とした森林レイアウトにいかがだろう。
フレイムモス(ハイゴケ科)
その名の通り、炎が立ち上るように茎葉体を展開する。流木に活着している姿は、レイアウト意欲を焚きつけられる魅力がある。活着するまでに時間がかかるので、テララインで巻きつけよう。

 
南米ウィローモス(ハイゴケ科)
三角形に大きく広がりながら、茎葉体を形成していく。石に巻いても流木に巻いても相性がよく、大きく生長した姿はため息がでるほど魅力的。ただ、それに見合ったCO2添加量と光量は必要。

 
オレゴンリバーモス(カワゴケ科)
赤く染まった茎と披針形の葉がユニークなモス。大型種として知られる。活着に時間がかかるので、テララインでしっかり固定しよう。比較的新しく紹介されたカワゴケ科からのニューカマー。

 
バブルモス(ヤナギゴケ科)
別名ストリンジーモス。CO2と照度を整えると、すらりと伸びた茎葉体に無数に気泡をつけ、その美しさはリシアとも甲乙つけ難い。活着力が強く生長も早いのでモスコットンを使用しよう。

 
モスsp. マナウス(ヤナギゴケ科)
茎は長く伸びよく分岐するので、ボリュームがつきやすく、ふわりと柔らかい印象になる。別名クイーンモスと言われており、葉をよく見ると卵形で非常に可愛いらしい。

 
ウォーターフェザー(ホウオウゴケ科)
シャープな葉が織りなす繊細な姿は、その名の通り鳥の羽のように美しい。薄めに巻きつけることがポイント。生長するとドームのように草体を形成するので、汚泥の吸い出しが欠かせない。

 
ウロコゴケ(ウロコゴケ科)
日本でもよく見られ、湧水河川でフジウロコゴケと混じって生えていることがある。生長は同じ科のカメルーンハネゴケと同様、遅いのでテララインで固定する。アクアテラリウムにも向いている。

 
プレミアムモス(スジゴケ科)
アクアリウムではモスとして扱われるがリシアと同じ苔類のグループ。バラバラになりやすいのでテララインで格子状に巻きつける。ゆっくり生長し、横に広がりにくいので小型水槽にもおすすめ。

 
ヤワラゼニゴケ(ヤワラゼニゴケ科)
別名モスファーン。扇状の葉が分岐しながら広がっていく。気泡を付けやすく、スケルトンの葉が光合成している姿はエキゾチックで美しい。 透明度が高いので、リシアラインで巻きつける。
※アクアリウムで使用されるモスの種名や産地は諸説あり、ここではその一例として紹介しています。

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