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IAPLC CREATOR’S FILE #14 Jiri Pova

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
世界的な水草レイアウトコンテスト「IAPLC」。IAPLCクリエイターズファイルでは、その上位入賞者にインタビューを行い、上達の秘訣や水草レイアウトに対するこだわりを紹介いたします。
Jiri Pova(ジリ・ポヴァ)
年齢 / 44歳
国名 / チェコ共和国
職業 / 物流会社勤務
アクアリウム歴 / 4年
趣味 / ロッククライミング、自然散策
過去の受賞歴 /
IAPLC2021 670位
IAPLC2022 334位
IAPLC2023 15位
IAPLC 2023 WORLD RANKING 0015
「終結」
Aquarium Size W1,200×D500×H600(mm)


水 草:グロッソスティグマ / ヘアーグラス / エリオカウロンsp.ソーシャルフェザーダスター
魚 種:レッドノーズテトラ / サイアミーズフライングフォックス


 

レイアウト制作に重要なことは
経験のある人々の意見を聞き
過去の間違いから学ぶこと

Q 水草レイアウトを始めたきっかけは何ですか?
パンデミックにより、趣味であったロッククライミングを続けることができなくなりました。じっとしていられず、何か他に楽しめることを探していました。2020年9月、子供のためにアクアリウムを制作し、そのときはこの趣味にそこまでハマるとは思ってもいませんでした。私はどんどん器具を買い込み、より性能のいいものを求めるようになりました。そして夢中になりました。アクアスケーピングを通して関わる人々や彼らの助言のお陰です。愛好家の方々が多くを共有しアドバイスしてくれることをうれしく思っています。
愛用のADA製品たち。「プロツールバッグ Ⅱ」と「ソーラーRGB リミテッドエディション」がお気に入り。
Q 水草レイアウトのどのようなところに魅力を感じますか?
石組レイアウトが大好きです。シンプルで純粋で、そしてなにより自然的です。

Q 今回のレイアウトのテーマやモチーフ、アイデアはどこから得ましたか?
自然の中でアイデアを得ようと心がけています。最終的な目標は長期的な水景維持です。長期維持された水景の趣きが好きですし、自分でも挑戦したいと思っています。ADAの本間 裕介さんの作品がとても好きです。

Q レイアウトを制作していく過程で、苦労した点や工夫した点はありますか?
幸いにも大きな難点はなく、何か解決策を模索する機会はありませんでした。自分の持っている技術と知識で完成しました。

Q 水草や魚種の選定する上でのポイントについて教えてください。
エリオカウロン sp.ソーシャルフェザーダスターのような爽やかで自然的な水草を探していました。水景全体に合うように、魚は後で選ぶようにしています。応募作品においては、水槽の端から端へ群れて泳ぐ魚を選定しました。

Q レイアウト制作でいつも心がけていることがありますか?
考えていることは頭の中にたくさんあります。いつもまず浮かぶのは、過去の間違いについてであり、それを繰り返さないようにしています。そしてもちろん、底床にはADA製品のラインナップの使用することが自分の中のルールで、上位入賞に欠かすことができない要素だと考えています。

Q コンテスト入賞の秘訣はありますか?
秘訣はありません。けれども、目標を決めてそれに向けて進まなくてはなりません。自分を信じ、全力を尽くすしかありません。

Q IAPLCに応募するきっかけ、また、醍醐味はどんなところにあると思いますか?
私にとってIAPLCは最大のコンテストであり、制作のアイデアを得ることのできる場所です。たくさんのスタイルがあり、それが競争をより多様にしています。私の主な目標は、可能な限り水中にありそうな自然的な水景をつくることです。

Q 世界中の水草愛好家の皆さんにメッセージをお願いします。
夢に向かって進んでください。そして水草レイアウトの制作はこの上ない喜びだということを忘れないでください。自分だけでやってみることも良いでしょう。しかし、それよりもっと良いことは、経験ある人々の意見を聞くことです。そして、自分の間違いや誤りから学ぶことを心掛け、より腕を磨きましょう!
渓流の風景からは石組のアイデアを得やすい。
植栽前のシミュレーションの様子。石組レイアウトでは特に構図と草丈とバランスを慎重に考える必要がある。

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