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Green Lab. #09 [ 水上の森 ]

aquajournaljpWEBアクア・ジャーナル編集部
Green Lab.ではパルダリウムやテラリウムの作例をもとに、つくり方や植物にまつわるノウハウをご紹介していきます。
[ 水上の森 ]
使用した流木は、下の「システムパルダ 600」から転用したものであり、その背景には雨季と乾季の移ろいを表現する意図がありました。よく足を運ぶ撮影地でも同様の景色を見ることがあり、同じ素材や植物であっても、ネイチャーテラリウムという環境に置き換えることで新たな植生が生まれます。その変化の中にこそ、この表現の楽しさがあります。

撮影日:2024年12月12日
制作:本間 裕介(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:キューブガーデン W600×D300×H360(mm)
照明:ソーラーRGB Ⅱ(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルター ES-600(バイオリオG、NAカーボン)
素材:ホーンウッド、タンジェリンレイヤーストーン
底床:ブロンドサンド(KUMU SA-05)、ヘーゼルグラベルS(KUMU GR-03)、ヘーゼルグラベル(KUMU GR-04)
CO2:パレングラス TYPE-3、CO₂グラスカウンターで1秒に2滴(タワー使用)
AIR:エアーポンプによるエアレーション夜間消灯時15時間30分
添加剤:佗び草ミスト、ニュートラルK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25°C pH:6.4 TH:50mg/L

植物:
アヌビアス・ナナ プチ
アヌビアス・ハスティフォリア
アヌビアス・コンゲンシス
アヌビアス・ナナ キングコング
ペペロミア
タマシダ
ウィローモス
クリスマスモス
フレボディウム・オーレウム
フィカス・プンクタータ
パキセントリア・グラウカ
ネオレゲリア・プンクタティシマ
ベゴニア・ニングミンゲンシス ベラ
アオネカズラ
カモジゴケ
ホソバオキナゴケ

魚種
ハニードワーフグラミィ
ミクロラスボラブルーネオン
ボララス・ブリジッタエ
ナノストムス・マジナータス
アピストグラマ・エリザベサエ
2024年3月5日撮影 「システムパルダ 600」での作例
【管理・育成のポイント】
「システムパルダ 600」から転用した植物は、メンテナンスを重ねる中で徐々に環境へ順化していきましたが、一部は適応できず枯れてしまう種類もありました。そこで、大型化するシダ類をスタートプランツとして配置し、周囲の湿度を確保しやすい環境を整えることで、全体の安定化を図りました。日頃の「佗び草ミスト」による管理の効果もあり、乾燥に弱い種類についても徐々に新芽の動きが見られるようになりました。

 
【タマシダやアオネカズラなどの大型シダ】
陸上部分のシダの根元には、多湿環境を好む着生ランやベゴニア、ペペロミアなどを植栽。タマシダやアオネカズラといった大型のシダが、周囲の乾燥を防ぎながら、野趣のあるテラリウムをつくり出しています。

 
【珍奇植物をレイアウトに】
パキセントリア・グラウカは、根元にアリを住まわせる特性をもつ着生植物です。コレクションしてきた珍奇植物をレイアウトに取り入れることで、より個性的で愛着の湧く作品となります。

 
【お気に入りの流木でレイアウト】
「システムパルダ 600」で使用していた流木を再利用。気に入った流木をひとつ持っておくことで、パルダリウムからアクアリウムまで、さまざまなレイアウトに使用することができます。

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