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Green Lab. #07 [ 森の吊り橋 ]

aquajournaljpWEBアクア・ジャーナル編集部
Green Lab.ではパルダリウムの作例をもとに、つくり方や植物にまつわるノウハウをご紹介していきます。
[ 森の吊り橋 ]
空間を交差するように伸びる枝に、植物が繁茂する様子をマクロに切り取ったパルダリウム。立体的なストラクチャーに自ら馴染むように生長する植物には、自然の美しさと包容力が感じられる。窓のように設けられた空間により、植物は旺盛ながらも全体の圧迫感を和らげている。背面がウォールではなくガラスであるという「ネオグラスパルダ」の特性を生かし、抜け感を残すのもここでは有効なレイアウト構成といえるだろう。

撮影日:2025月10月8日
制作:荒木 大智(ADA SUIKEI CREATOR)
水槽:ネオグラスパルダ 300
照明:パルダライトⅡ 300(1日8時間点灯)
底床:ジャングルソイル、ジャングルベース
湿度管理:ハンドスプレーで55%〜65%に調整
排水:排水パーツで1週間に1度程度

植物:
マコデス・ペトラ
ベゴニア・パボニナ
ネオレゲリア・ドゥングシアーナ
プロクリス・レペンス(旧ペリオニア・レペンス)

 
【マコデス・ペトラ】
深緑の葉に金色の模様が入るジュエルオーキッドの代表種です。森林の地表で湿った環境に自生するため、低光量でも育てやすく、レイアウトでは影となる部分に植栽することで、葉の模様がより際立って見えます。

 
ベゴニア・パボニナ
光の当たり方によって青い光沢が現れるベゴニアです。弱い光で育てるほど、ブルーの発色が増してきますので、マコデス・ペトラ同様、流木の影に植えてじっくりと育ててみましょう。

 
ネオレゲリア・ドゥングシアーナ
ブラジル原産の小型のタンクブロメリアの一種です。高光量を好むためライトの光がよく当たる位置に着生させています。生長が進むと、株が立ち上がり、美しい発色が楽しめるため、立体的な構図の良いアクセントとなります。

 
【プロクリス・レペンス(旧ペリオニア・レペンス)】
地や壁を這うように伸びるグランドカバープランツです。控えめながら自然な雰囲気を演出するため、主役の植物を引き立てる脇役としてレイアウトに取り入れやすい種類です。落ち着いた色合いですが、新芽が赤く色づき、近くに植栽したセラギネラとの色彩のコントラストも楽しめます。

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