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2015年4月のオープンからまもなく1年半が経過する、リスボン海洋水族館「水中の森」。
特別企画として展示されているこの「水中の森」への来場者数が、100万人を突破したとの嬉しいニュースがリスボンから届きました。
ポルトガル国内のお客様はもちろん、国外180ヵ国・70万人のお客様からご来場いただき、天野尚が制作した世界最大のネイチャーアクアリウムをご体感いただいているとのことです。

 

思い起こせば2015年初頭。
2年を超える構想期間を経て、実際に40m水槽の前に立った天野は、
「圧倒的な世界1位にしよう!」と制作スタッフに力強く宣言しました。
当時、旅行情報サイト・トリップアドバイザーの水族館ランキングで第2位だったリスボン海洋水族館ですが、このプロジェクトを通して「海洋と河川、森林のつながりを表現し、地球の自然環境を伝えたい」と、その想いを天野に託したのです。
7日間に及ぶ怒涛のレイアウト制作。
レイアウトを終えた水槽を見て「200%のできだ」と語った天野の瞳には、今なお生長を続けるこの水景の姿が映っていたのかもしれません。

 

当初の天野の宣言通り、リスボン海洋水族館は「水中の森」一般公開から3ヵ月で世界の人気水族館ランキング第1位に輝きました。そして今日までに100万人を超える世界中の人々に、生物の多様性や自然の重要さを語りかけたことと思います。
遠く離れたポルトガルの地で、今日もまた誰かの心に、天野の込めた自然を愛する気持ちが伝わることを祈っています。

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(メディア事業部/霜鳥)