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THE CHARMS OF ANUBIAS -魅惑のアヌビアス10種-

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部

ブレス オブ ジ アフリカ!
魅惑のアヌビアス


アヌビアスは、西アフリカを中心とした熱帯雨林に分布し、その多くは鬱蒼としたジャングルの中の、流れのある水辺に流木や岩にしがみつくようにして自生しています。そのため、西アフリカの河川を連想させる野趣あふれる美しい水草として、昔からアクアリストに愛され続けてきました。また、同じサトイモ科のクリプトコリネやラゲナンドラとは違い、水上でも水中でもほとんど姿を変えないことも特徴の一つです。ここでは定番種からニューカマー、珍種まで個性豊かなアヌビアスの一部を紹介します。
アヌビアス・ナナゴールデン
Anubias barteri var. nana ‘Golden’
他にはない鮮やかなライムグリーンの葉が目を引くアヌビアス・ナナの改良品種。ポイント的に植栽すると目を引く存在に。生長や育成はナナに準じる。

 
アヌビアス・コーヒーフォリア
Anubias barteri var. coffeiforia
深い緑と側脈の間から隆起した葉面が個性的。大きく育った株のワイルドさは、アヌビアス随一。赤褐色を帯びた新芽の姿からその名を冠されている。

 
アヌビアス・グラブラ
Anubias barteri var. glabra
バルテリーの中でも分布域が広いとされ、さまざまな葉のバリエーションが知られている。こちらはノーマルタイプで、マットな質感の細葉は自然感の演出にピッタリ。
同じグラブラでも、波打つ葉のタイプ(Minima)、斑が出現するタイプ(Dragon Claw)などがある。

 
アヌビアス・コインリーフ
Anubias barteri var. nana ‘Coin Leaf’
その名の通り硬貨のような丸い形が可愛らしい。根茎から放射状に葉を展開していく。長めの葉柄と幅広で心臓形の丸葉が相まってベリーキュート。

 
アヌビアス・パンゴリーノ
Anubias barteri var. nana ‘Pangorino’
流通するアヌビアスでは最小品種。狭卵形の葉を比較的密に展開する姿が特徴的で小型水槽に最適。ただ生長はとても遅いので藻類の付着には気をつけたい。

 
アヌビアス・パクシン
Anubias barteri var. nana ‘Paxing’
シャープに尖った葉先が印象的。葉縁はやや波打ち葉の基部から葉先にかけて上方向に反り返る。水平方向に這うように展開する性質を考えて植栽したい。

 
アヌビアス・コンゲンシス
Anubias congensis
太い根茎とそこから展開する肉厚な葉が特徴。緻密に描かれたような側脈のラインが美しい。アヌビアス・アフゼリーと似ているが、こちらのほうが葉広の卵形。

 
アヌビアス・ギガンティア
Anubias gigantea
大型の耳付きアヌビアス。自生地域によってかなり形状のバリエーションがあるようだ。大型種ならではの貫禄をオープンアクアリウムのような環境で堪能したい。

 
アヌビアス・グラキリス
Anubias gracilis
矛形から耳形の基部が特徴的ないわゆる耳付きのアヌビアス。耳付きの中では小型のほうで、水上栽培のほうがよく育つ。個性的な葉姿をテラリウムやパルダリウムで存分に楽しみたい。

 
アヌビアス・キリン
Anubias sp. ‘Kirin’
葉縁に強く波打ったウェーブが魅力で、その適度な大きさからレイアウトで使いやすい新顔のアヌビアス。ダークグリーンの葉面に浮かぶ葉脈が妖艶チック。

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