HOW TO 2026.03.31
進め!IAPLC 2026への道 Part 04
IAPLCへの出品に向け、いよいよ撮影を意識した“仕上げ”の段階に入ってきました。管理を重ねてきた水景も、この時期の調整や準備によって、最終的な印象が大きく変わってきます。
今回も、毎年IAPLCに出品しているADA水景クリエイターの内田さんに、撮影までのラストスパートと、撮影前後の具体的な準備について話を聞きました。
今回も、毎年IAPLCに出品しているADA水景クリエイターの内田さんに、撮影までのラストスパートと、撮影前後の具体的な準備について話を聞きました。
■撮影を見据えたラストスパート
内田:仕上げの時期ですが、1カ月前には一度撮影をしてみて、そこから最終調整に入っています。3週間くらい前でも、全然手を入れますね。有茎草のボリュームや魚の状態を見ながら、理想のイメージに近づけていくという感じでしょうか。私の今の水槽だと、もう少し魚のサイズアップを狙いたいので、4月下旬くらいに本番撮影を行う想定で進めています。
また、本番を想定して機材を事前にセッティングしてみることも大切です。照明や背景、ドライヤーなども含めて一度試しておくことで、本番で慌てることがなくなります。実際に撮ってみると、「意外とこの魚は前に出てこないな」といったこともよくあるので、撮影のことも含めて逆算して準備しています。

ポイント:本番前に撮影を試し、仕上がりと段取りを確認する。
■最後まで仕上げるための調整とブースト
内田:2週間前くらいになると、あとは植物の力に任せて、一気に仕上がっていくのをサポートするようなイメージです。そのうえで、仕上げの段階では液肥や環境の調整で“ブースト”をかけることもあります。
ECAやニトロを規定量よりやや多めに入れたり、照明時間やCO2添加量を調整することで、水草の状態をもう一段引き上げていきます。シダを使っている場合はフィトンギットなども有効ですね。
また、石のコケの付き方や質感など、水景の自然感に関わる部分も、この時期に仕上がりを見据えて整えていきます。

ポイント:植物の力を引き出しつつ、環境調整で仕上がりをもう一段引き上げる。
■撮影前日の準備と最終コンディションの調整
内田:前日にやることとしては、まず換水ですね。特にホーンウッドなどの流木を使っている場合は、前日までにしっかり換水しておきます。換水の際には、プロレイザーを使って、ガラス面の四隅までしっかりきれいにします。細かい部分まで整えておくことで、撮影時の仕上がりが変わってきます。
また、私は早朝に撮影するので、前日の夜にクリアウォーターを入れています。水中の微粒子を取り除くことで、水の透明感が一気に高まり、光の抜け方もよりクリアになりますね。

クリアウォーター 製品情報
ポイント:前日までに水・ガラス面を整え、最高のコンディションで撮影に臨む。
■納得いくまで撮り続ける
内田:撮影については、私は1週間くらいを“撮影ウィーク”として、毎日撮影しています。1日で撮る方が多いとは思いますが、私の場合は写真を撮ること自体もルーティンにしてしまおうと思って(笑)
水景の微調整もありますが、この段階では写真としての見え方の検証も大きいですね。
撮った写真を見ながら、カメラの設定や照明、水位を変えてみたりしています。やはり写真コンテストなので、自分のつくった水景の一番良い瞬間を切り取りたいですね。
納得いくまで試行錯誤して、最終的には500枚くらい撮ることもあります(笑)その中から一気に選ぶのではなく、毎日ベストショットを選びながら、最後にオーディションのように絞り込んでいきます。

ポイント:撮影と検証を繰り返し、ベストショットを見極める。
■コンテストを楽しむということ
内田:コンテストの楽しみ方は人それぞれですが、私は生活の中でじっくり楽しみながら取り組みたいと思っています。以前は順位を意識してストイックにやっていた時期もありましたが、今は制作の過程も含めて楽しんでいますね。
大変なこともありますが、終わった後の解放感や達成感は格別です。写真として記録に残ることで、そのときの記憶も振り返ることができますし、同じ趣味の人と共有できるのも魅力だと思います。
誰でも参加できるコンテストなので、まだ挑戦したことがない方にも、ぜひ一度体験してみてほしいですね。一緒に楽しんでいきましょう。
制作から管理、そして撮影までの流れを内田さんの視点を通してご紹介してきました。
いよいよ4月1日からは応募受付がスタートします。ここまで積み重ねてきた時間や試行錯誤は、きっと水景の中に表れているはずです。最後まで自分の水景と向き合いながら、納得のいく一枚をぜひ応募してみてください。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
IAPLC 2026 のエントリーはこちら
いよいよ4月1日からは応募受付がスタートします。ここまで積み重ねてきた時間や試行錯誤は、きっと水景の中に表れているはずです。最後まで自分の水景と向き合いながら、納得のいく一枚をぜひ応募してみてください。
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