ネイチャーアクアリウムの真髄が、
ここにある。
水景クリエイターとして、写真家として、61年の人生を駆け抜けた
天野 尚の新しい作品集がついに一般販売開始。
東京ドームシティ・ギャラリーアーモで開催された『天野尚 NATURE AQUARIUM展』に合わせて制作した作品集で、
天野がレイアウトを制作し、大判フィルムで水景を撮影してきたネイチャーアクアリウムの作品を軸に、
おもに超大判フィルムで撮影された生態風景写真の代表作を交えながら、表現者としての天野 尚の世界をまとめた一冊です。
作品集としては、ネイチャーアクアリウムの代表作はもちろん、
前々作『ガラスの中の大自然 1985-2009』、前作『創造の原点』に未収録の作品も収録し、これらを補完するものとなります。
また、これまでの作品集に掲載されていた水景写真は、天野がこだわってきた大判フィルムの持ち味を最大限に引き出すため、
そのほとんどをスキャニングからやり直し、最新の技術で印刷しています。
アナログの臨場感にあふれた水景を、ぜひご覧ください。
ネイチャーアクアリウムを生み出した
天野 尚の3つの視点
独自の自然観をもとにネイチャーアクアリウムを創り続けてきた天野の軌跡を語る上で重要となる3つの視点から、
その創作活動の全容を捉えることが本書のテーマとなっています。
「水景クリエーター」、「写真家」そして「夢を追う男」として、生涯をかけて注がれたその創作の情熱と原動力はどこから生まれていたのか。
それぞれの視点からこの作品集は成り立っています。
生態風景写真家
自然や水景の撮影を通じて到達した究極の表現方法が、超大判フィルムによる撮影だった。その圧倒的な描写力は、視力6.0の世界とも言われる。天野が自分の写真に求めたのは、芸術性もさることながら記録であり、だからこそ大量の情報量を記録できる超大判フィルムにこだわってきた。
水景クリエイター
天野がつくるネイチャーアクアリウムには、独自の自然観が感じられる。それは自然風景の撮影を通じて多くの自然の姿を見てきたからに他ならない。「自然から学ぶ」をモットーに、魚たちが自然の水域を泳いでいると錯覚する程の環境を水槽の中で再現した。
夢を追う男
少年の頃、水中に潜って見た水草の神秘的な美しさに衝撃を受け、「この光景を水槽の中で再現したい」と夢を抱く。その夢を追い続け「ネイチャーアクアリウム」を確立。水景クリエイターと写真家という2つの創作活動は独自の自然観と芸術性を生み出し、TAKASHI AMANOはアーティストとして世界に認められた。
天野 尚 作品集
アートオブネイチャーアクアリウム
価格:¥2,750(税込)
言語:日本語・英語
サイズ:278×250mm
本文:160ページ
2018年1月22日(月)
全国のADA販売特約店にて発売中