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NATURE IN THE GLASS 「古木と芽吹き」Part1

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部

木々の壮大さと 新しい生命の勢いを表現 悠久を感じる水景


[ 古木と芽吹き ] 古くから森の中で生きる木々の壮大さと、新たに芽吹く生命の勢いをテーマにした水景。森の古木は長い時の流れに倒れながらも、うねるように枝や根を伸ばし、その肌は苔に覆われている。そんな古木の周りではたくさんの新しい植物が芽吹き、さらにツル植物が古木や石にからみつく。そんな情景をイメージし、深緑色のモスと明るい水草の色彩的な対比で表現している。多様な植物が時の流れによって共存していく様子からは、悠久の時を経て変わらずあり続ける古木にも、新しく芽吹いた植物にも、また違った生命力の強さが感じられないだろうか。

DATA


撮影日:2019年8月2日(ADA)
制作:井上 大輔(レイアウト制作・文)
水槽:キューブガーデン W180×D60×H60(cm)
照明:ソーラーRGB ×3(1日8時間30分点灯)
ろ過:スーパージェットフィルターES-2400(バイオリオL)
素材:ホーンウッド、山水石、DOOA トロピカルリバーサンド
底床:アクアソイル-アマゾニアⅡ、パワーサンド・アドバンスL、バクター100、 クリアスーパー、トルマリンBC
CO2:パレングラス・ビートル50Ø、ビートルカウンターで1秒に5滴(タワー使用)
AIR:リリィパイプP-6によるエアレーション 夜間消灯時15時間30分
添加剤:ブライティK、グリーンブライティ・ミネラル、グリーンブライティ・アイアン、 グリーンブライティ・ニトロ
換水:1週間に1度 1/3
水質:水温25℃ pH:6.6 TH:20mg/L

水草:佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ/BIOみずくさの森 コブラグラス/BIOみずくさの森 ロターラ・マクランドラ/BIOみずくさの森 ロターラ・マクランドラ グリーン/アマゾン・チドメグサ/タイガー・バリスネリア/ウィローモス(モスバッグ)

魚種:ジャイアント・ダニオ/サイアミーズ・フライングフォックス/オトシンクルス/ヤマトヌマエビ

 

2つの時間の流れで表現する原始の森

悠久


原始の森の「古くからそこにあり続ける自然の姿」をウィローモス、コブラグラス、タイガー・バリスネリアで表現。これらの水草は比較的濃い緑色であるため、水景に落ち着いた印象を与え、ゆったりとした時間の流れを感じさせてくれます。この水景では、これらの水草と構図素材の流木や石で悠久の時の流れを演出しました。流木は部分的に地肌を露出させることで、寿命の長い木の生命力が感じられます。
流木の周りに山水石を配置
苔で覆われた森の底の景観をつくるため、流木の周りにモスを巻いた石を多めに配置。構図骨格は全体に暗い色にしたかったので、石は山水石を使用した。
流木は古いものを使用
年月を経た古木の肌の質感を表現するため、流木は新しいものではなく、レイアウトに何度か使われた古いものを使用。古い流木はアクが出にくく、水質の管理もしやすい。
流木は古いものを使用
年月を経た古木の肌の質感を表現するため、流木は新しいものではなく、レイアウトに何度か使われた古いものを使用。古い流木はアクが出にくく、水質の管理もしやすい。

芽吹き


古木に対比する「新しく芽吹いた植物」は、有茎草とチドメグサの仲間を用いていますが、どちらもみずみずしい生命力を感じさせる鮮やかな色彩をしています。また、有茎草の種類は、チドメグサの仲間と同様に比較的葉の丸いものを選んでいます。これには、色だけでなく葉の形も限定することで、悠久の時の流れを表現している深緑色の水草との対比を、視覚的にわかりやすく表現する狙いがあります。
有茎草で爆発的な生命力を表現
明るく鮮やかな色の有茎草を使うことで、色彩的に新しく芽吹いた植物のみずみずしい生命力を表現。深緑色の苔やテープ状の水草で表現した悠久の時との対比となっている。
BIO みずくさの森を活用
鮮やかな赤の発色が特徴的なロターラ・マクランドラは、環境の変化によって植栽後に溶けやすい有茎草だが、BIO みずくさの森を用いることで溶けることなく健康に生長した。
チドメグサで旺盛な生命力を表現
佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレをモスを巻いた山水石の間に配置。ランナーがモスの上をはうように生長し、何にでも巻きつくツル植物のような旺盛な生命力が感じられる。
ワイルドな印象のジャイアント・ダニオ
水景が原始の森をイメージしたものだったので、魚もワイルドな印象のものを選択。ジャイアント・ダニオは体側の不規則な模様が印象的。

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