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ADA EVENT REPORT 「天野 尚展 自然を愛するすべての人へ。」

aquajournaljpアクア・ジャーナル編集部
今回のAJでは、この夏開催された2つのイベントと、そこで展示された水景を紹介します。まずは、新潟伊勢丹で開催の「天野 尚展」から、夏休み中ということもあり大盛況だった会場の様子をレポートしましょう。
新潟伊勢丹開店35周年記念として開催されたこのイベントでは、3フロアにわたり多彩な展示が行われた。上写真は2F入口部分。

大自然と水景の融合空間が出現


去る8月7日から19日の13日間にわたり新潟伊勢丹で開催された「天野 尚展 自然を愛するすべての人へ。」は、開催がお盆の時期を含む夏休みに重なったこともあり、期間中1万3千人の来場がありました。この展覧会は、今年で没後4年を迎えた天野 尚の創作活動を振り返り、「できるだけ多くの人に自然に興味を持ってもらいたい」という生前の天野の思いを広く知っていただくという趣旨で企画されたものです。また、今年は新潟伊勢丹が開店35周年を迎えた年でもあり、その記念事業として同店での開催となりました。天野は写真家として、そして水景クリエイターとして長年にわたり創作活動を続けてきましたが、今回はその両方の活動が体感できるように、生態風景写真と水景写真の大判パネルに加えて、実物のネイチャーアクアリウムの水景展示も行われました。これらの水景は、天野の意志を引き継いだADAの水景クリエイターが制作したもので、来場者の皆様にも好評をいただいたようです。その中から1つの水景を本誌の誌面でも紹介しています。また、会場には天野が愛用してきた大判カメラのほか、世界各地で収集した民具やアンティークの銘品も展示され、来場者の関心を集めていました。
7Fメイン会場には天野愛用の大判カメラも展示。これらの大判カメラで風景と水景、たくさんの名作写真が撮影された。


天野作品の魅力を引き立てる立体的な展示

天野自身が世界各地で集めた銘品の数々。物珍しさもあり、来場者の目を引いたようだ。
生態風景写真にあわせ、その地域ゆかりの民具の展示も行われた。現地の空気をリアルに感じる。
 

風景と水景天野の2つの創作活動に迫る

会場には実物のネイチャーアクアリウムも展示。来場者からは好評を博した。
創作活動にまつわるさまざまなエピソードも、本イベントの見どころの一つ。
6F特設会場では、創作活動の様子を収めた映像の上映、プライベートカットなども多数展示された。

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